秘境という名の山村から&道後湯の町暮らし

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)の山村暮らし&湯の町暮らし

命日に寄せて( SAーNE)

2016年11月02日 | Weblog


十年前の昨日。
病院を後にした時の、虚像な世界に見えた蒼い空を、今も忘れない。
掻きむしられた絶望感のまま、ただ過ぎた数年間。

冷たかった身体。
氷よりも冷たかった身体。
固くなって
動かなくて
話さなくて
『死』は
単純に 悲しい。

春夏秋冬に当てはめることも 出来ない季節
哀しみには 温度はない
『死』は
単純に 哀しい。

10年前
『仏』になった主人の為に、まだ何かを尽くしたくて、なにかしらの答を求めて、様々な宗教の本を読んだ。
数日で般若心経を暗記し毎晩唱え、
それが絶対だと限らなくても、ひたすらに、『あの世』を疑うことなく、『あの世』を探していた。

永遠に解けない世界なんだ。
永遠に答のない世界なんだ。
永遠に判らない時間を、ただ誰もが模索しながら、誰もが、消えていく。
消えていく為に、繋がっている
『今』という一瞬。

娘達の中で
わたしの中で
夫は 今も一緒に生きている

お墓の中にも いない
お仏壇の中にも いない
わたしの 心の中で
生き続けている

別れがあり
出会いがあり
その全ての小さな小さなココロの温もりが
『今』を生きる チカラに代えていく

蒼天の空に続く空はなく
この空のみ
空のみと 知る

10年目の合掌。
草 々
























































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