私が応援しているFC東京とカターレ富山。ともに今日試合がありましたが、ともに「1チーム2人退場」の試合でした。(ともに怪我のため本職でない選手がスタメンボランチというのも。)しかし、かたや自チームが2人退場者を出し、5失点。これで開幕から3試合で10失点で守備崩壊状態。かたや、相手チームが2人退場者を出したのに、2得点。しかも、退場者は中盤と最終ラインの守備の要で、前半終了時点で既にこちらは2人多かったのに…。
曇り空で底冷えするNACK5スタジアム。開門前でしたが、少し遅めの到着だったので、待機列の最後尾がわからず、迷ってしまいました。入場までもだいぶ時間かかりましたし、席に着いた時点で、既に若干の疲れも…。
試合は、いきなり開始10分ほどで大宮の安英学が一発レッドで退場するという、波乱の幕開け。私の席からは遠い位置でしたが、主審の目の前でした。尚も前半終了間際に、大宮はマトがイエロー二枚目を貰い退場。後半開始前に9人対11人になり、人数的には大きなアドバンテージ。スコアは0対0。大勝も有り得るが、相手がドン引きすれば、スコアレスドローもしくはカウンターで失点して負けもあるが、果たして…と、ハーフタイムは考えていました。
後半は頭から東京が羽生に代えキムヨングンを入れ、今野をボランチに。今野は水を得た魚のように縦横無尽に動き回り、東京がボールを支配。大宮陣内でのハーフコートゲームの様相に。しかし、東京はカウンターへのケアもあり、慎重に球を繋ぎ、中→サイド→中→防がれるという展開の連続。それでも雨あられのごとく放つシュートは決まらず…、で焦れてきた頃、ゴール前正面のこぼれ球を、今野がゴール右上隅に決め、ようやく東京先制。そして追加点は、J初出場のルーキー重松!私はサンスタートニック杯決勝での活躍が鮮明に残っていますが、あれから3か月後、J初ゴールを決めるとは!左からのクロスを頭で合わせたものでしたが、常にゴールを狙い前線で動き回っていて、それが結実した初ゴールでした。
その後も東京は攻め続けましたが、持ち過ぎたり余計に繋いだりで、「シュート撃て」コールが出る始末…。まだゴールを奪って欲しいというゴール裏の気持ちが残る中、遂にそのまま試合終了。東京は、J1アウェー大宮戦での無失点連勝記録を継続。しかし、何故か心にひっかかるものがある、完勝のゲームでした。
試合終了後は、重松がシャーをしたものの、東京音頭や「♪城福東京 楽しい東京 …♪」チャントも無し。そういうチャントを歌いたい気持ちでなかったのは、みんな同じだったんだね。
開幕から1得点の攻撃陣には、復調の一戦にして欲しかった。開幕戦以来の平山のゴール、赤嶺と石川の今季初ゴールも見たかった。
出場した新戦力達は、重松は結果を残し十分な働きだった。将来、「俺はあの重松のJリーグデビュー戦&初ゴールを決めた試合を、生で見たんだぜ」と、自慢できる選手になって欲しい!リカルジーニョは、正直物足りなかった。これだけの選手だとは、思いたくない。また、ヨングンはまだうまく溶け込めてないように見えた。無難なプレーばかりで(指示あったのか?)、せっかくだからもちょっと思いきりよいプレー見せて欲しかった。
帰りも、出口が狭いので、スタジアムから出るのに時間がかかる。ここはピッチとスタンドの距離が近く、大宮サッカー場と呼ばれていた頃から好きなスタジアム。入場と退場に時間がかかるのは残念だが、また来たいスタジアムです。