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4月からの医療費改定で…明細書発行、地域医療貢献加算?

2010年04月01日 | こども・小児科
 2年に一度「診療報酬」が改定になるのですが、今回も診療現場や患者さんが大変困惑させられる事態が発生することになりました。

 診療所の再診料が2点(20円=3割負担の場合6円)引き下げられると報道されていますが、それと交換条件のように、時間外も電話等で対応している医療機関には地域医療貢献加算(3点)が再診料に加算されることになりました。当院では、開院時より携帯電話の番号を「かかりつけの患者さん」にお伝えしているので、この加算を算定することにしますが、従来と同様に「24時間365日全ての電話に対応すること」が困難なことはご理解下さい。2000年から休日夜間急病診療所に毎日交代で小児科医が出動するようになってから、原則として受診が必要な患者さんはそちらに受診してもらうようにしております。夜11時以降に困らないように、心配な場合は早めの受診を心がけてください。(やむを得ない場合、夜11時以降は輪番病院を消防の案内でおたずね下さい)

 実質的な負担は、次の電子化加算廃止・明細書発行と合わせても1ヶ月の再診回数が2回以内であれば減ることになるはずです。ご理解をお願いします。

 民主党政権は昨年総選挙のマニフェストで、小泉政権以来続けられてきた医療費抑制政策を転換して、OECD各国並みに引き上げると公約してきましたが、今回の改定は地域医療崩壊を防ぐどころか崩壊を加速するものだと医療界をあげて批判しており、次の改定での撤廃に向けて運動しているところです。

 もう一つは、各項目ごとの領収書だけでなく、一つ一つの細目が記載された明細書を毎回発行することが義務づけられました。これはレストランで食事して各メニューごとの料金だけでなく、食材の料金の明細まで書いたレシートを発行するようなものです。このための点数が再診料に1点(10円)追加されることになります。これは新たに生じる負担ではなく、従来あった電子化加算(初診時に3点)が廃止になってその代わりにできたものですが、月の平均受診回数が2回に達しない小児科の場合、負担は減少することになるはずです。

 現在の保険医療制度は長年にわたって複雑怪奇な点数が積み重ねられてきて、一つ一つの点数の意味を全部患者さんに理解してもらうことは難しくなっているため、医療機関におけるトラブルの元になると危惧されています。

 なお、明細書を毎回毎回発行しなくても良いという方はお申し出下さい。その場合でも必要なときにはいつでも発行することができます。

 3歳未満の患者さんは「小児科外来診療料」と言って初診と再診の料金が診療内容に関わらず一定である制度になっており、今回の変更はありません。

(院内報より)
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