こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

小さな旅

2007年12月29日 | 魂と聖霊
旅行中の友人と一泊だけ合流するために、関西へ小さな旅をしてきました。出発の間際に丹波焼を見ることだけ決めて、あとは行き当たりばったりでしたが、立ち寄る先々で大木に遇うことになりました。

小道の傍らのアベマキの巨木は、枝分かれのところからナンテンが生え出で、赤い実が古木に、それは鮮やかに映えていました。山間の古刹のツブラジイ(椎)は、凄味ある老木で、コテージまでの道沿いにある神社は、針葉樹の森にあり、ご神木の杉の大樹が聳え立っていました。

往復を夜通し運転の強行軍の旅でしたが、山に帰りつくや、“焼きもの”に草花を挿す衝動に駆られ、花材を探しに庭に出てみます。紅葉したブルーベリー、綿毛を付けたツワブキ、銅色のカルカヤを見つけ、以前に古道具屋で求めた伊賀と思しき花器に挿しました。

人が為す土と火の手仕事を歴史に刻む焼きもの産地と、祈りと共に人が行き交う神社や寺院の訪問は、新年に向けて、私の中に滋味の養分をたっぷり注ぎ込んでくれました。時に、人の歴史が刻まれた空気をいっぱい吸い込んでくることが、自然の気配の勝る山に暮す、私の中心をシャンとさせてくれるような気がします。








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