とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

テレポーテーションは実現している。(リンク集)

2008年07月08日 13時05分09秒 | テレポーテーション
テレポーテーション(瞬間移動)はSFの世界のことだと思っている人がまだたくさんいると思うが、実はミクロな世界では10年も前に現実の技術になっている。量子力学、特に量子光学の応用として1998年に古澤明教授によって実験が成功しているのだ。

世界初:完全な量子テレポーテーションに成功


量子論、量子テレポーテーション、量子コンピュータ


この実験成功のニュースに衝撃を受けたことがきっかけで僕は物理学マニアになり、このようなブログを書くようになってしまったわけだ。

その後、テレポーテーション技術の分野ではいくつかの実験が成功し、新しい計画がでてきているようなので関連情報のリンク集としてまとめておくことにした。


量子テレポーテーションのしくみについてわかりやすく解説しているページ:
http://getnews.jp/archives/404198
http://www.s-graphics.co.jp/nanoelectronics/kaitai/qteleportation/index.htm
http://www.m-nomura.com/st/qteleport.html
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/katsu-san/sf/telepotation.html
http://www.jst.go.jp/pr/info/info112/index.html
http://mhotta.hatenablog.com/entry/2016/02/08/143133

古澤明教授のHP
http://www.alice.t.u-tokyo.ac.jp/


1998年
量子テレポーテーションの実験が世界で初めて成功(古澤明)
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001046

2001年
テレポーテーションの実用化に向けた実験に成功(デンマーク)
http://wiredvision.jp/lite/u/archives/200110/2001100102.html

2004年
原子の量子テレポーテーションに成功(米国)
http://wiredvision.jp/lite/u/archives/200406/2004061801.html
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20069323,00.htm

量子テレポーテーションネットワークの実現(独立行政法人科学技術振興機構)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info112/index.html

2005年
3者間の量子テレポーテーション実験に成功(古澤明)
http://www.jst.go.jp/kisoken/zensen/09furusawa/index.html

2008年
テレポーテーション型量子計算を世界初実証 NTTと阪大:
遠隔地にいる多者間でテレポーテーションをしながら量子計算を行う実験に成功。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/27/news029.html
http://www.ntt.co.jp/news/news08/0805/080526b.html
http://ascii.jp/elem/000/000/136/136568/

光の状態を半導体中の電子に転写することに初めて成功
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20080226/index.html

「量子レーダー」研究:「もつれ合い光子対」を使った画像作成に成功(ゴースト・イメージング)
http://wired.jp/wv/2008/07/07/

2010年
16km間隔での「量子テレポーテーション」に成功
http://wiredvision.jp/news/201005/2010052123.html

2011年
東大、シュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/04/16/017/index.html

上記ニュースの東大による発表と詳細PDF
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_230415_j.html

2012年
過去最長143kmでの量子テレポーテーション実験に成功、衛星通信も視野に
http://science.slashdot.jp/story/12/09/11/0916244/

2013年
東大、「量子テレポーテーション」を100倍以上の61%という精度へ高効率化-無条件動作可能な新方式: 論文はここ
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/15/146/index.html

同ニュース:朝日新聞の記事

2014年
オランダのチームが100%の精度で量子テレポーテーションに成功!!
http://irorio.jp/sakiyama/20140601/139456/

巨視的物体の新たなテレポート方法の開発に成功
http://www.nii.ac.jp/news/2014/0630

新たな「もつれ状態」を発見-NII、巨視的物体をテレポートさせる方法を開発
http://news.mynavi.jp/news/2014/07/01/043/

ウィーン大学、量子もつれ効果で猫を撮影
http://ascii.jp/elem/000/000/927/927839/

量子通信の実現に向けた、量子もつれ光の高速生成技術を開発
~従来の30倍以上の高速化を実現~
http://www.nict.go.jp/press/2014/12/19-1.html

2015年
横国大、量子テレポーテーションを可能にする新原理を実証
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/06/295/

量子情報通信ネットワークの実現に向けた、「量子もつれ交換」の高速化に成功
~1秒間に108回、従来の1,000倍以上の高速化を実現~
http://www.nict.go.jp/press/2015/03/20-1.html

東大ら,単一光子源で120kmの量子暗号鍵伝送
http://optronics-media.com/news/20150928/35665/

2016年
量子情報通信のための、単一光子の波長変換に関する新手法を構築
~光ファイバを用いて無損失に光子の波長を操作~
http://www.ntt.co.jp/news2016/1603/160326a.html
http://ex-press.jp/lfwj/lfwj-news/lfwj-science-research/12690/

量子コンピュータの計算が個人でも実験できるようになった。量子テレポーテーションは量子コンピュータを実現するための基礎技術である。
発売情報: クラウド量子計算入門: 中山茂
http://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/d360b69100fbe723c5b9410dbf3f5f4d


本で学んでみたい方のために:

「シュレーディンガーの猫」のパラドックスが解けた!:古澤明
量子もつれとは何か:古澤明
量子テレポーテーション:古澤明
  

量子光学と量子情報科学:古澤明
量子コンピュータ入門:宮野健次郎、古澤明
 


関連ページ:

英語のページ
Quantum Teleportation
http://www.research.ibm.com/quantuminfo/teleportation/

量子テレポーテーション関連の論文(フリーペーパー):arXiv.org
http://arxiv.org/find/all/1/ti:+AND+Quantum+Teleportation/0/1/0/all/0/1

古澤明教授によるテレポーテーションについての論文:arXiv.org
http://arxiv.org/find/all/1/AND+au:+Furusawa+ti:+Teleportation/0/1/0/all/0/1?skip=0&query_id=8cc801153e48e378

量子光学 講義テキスト
http://www.bk.tsukuba.ac.jp/~hattori/pdf/text2008v2.pdf


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相対性理論との兼ね合い (もえおじ)
2011-12-29 12:30:16
初めてコメントさせて頂きます。 自分も物理学研究者の端くれです。

「光より速いニュートリノ観測」の英語報道
http://www.youtube.com/watch?v=Sa-O0OQfCN0

この件に関しては、(アインシュタインの特殊相対性理論が絶対に正しいという常識に基づいて)物理学者達の大部分は、測定結果の方が間違っていると考えているはずです。

もっとも、相対性理論に疑問が投げかけられたのは、何も今に始まった事ではなく、すでに「物理世界の非局所性」の確証によって、深刻な問題提起がされています。
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0906/200906_024.html

とね様のおっしゃるこの量子テレポーテーションは、この原理を利用したものですね。


実は、今回の実験を行なった欧州原子核研究機構CERNは、物質に質量をもたらす原因とされる「神の素粒子」と呼ばれるヒッグス粒子を、一年以上探す大プロジェクトを実施しているのですが、未だに発見されていません。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2800791/7230280

同様に期待されていた超対称粒子も含めて、最終的に何も見つからなかった場合には、理論物理学にとって非常に憂鬱な状況になります。 万一、現在の大統一理論(及び、超ひも理論)の基礎である超対称性が実験で見つからない事態になれば、M理論(11次元の超ひも理論)は「現実と合わない仮想的な数学理論に過ぎない」という反対意見が増えるでしょう。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2515286/3313292

それどころか、標準理論さえ怪しくなってきます。 実際、現在まで「陽子崩壊」は発見されず、しかもニュートリノ振動の発見によってニュートリノに質量があることがほぼ確かめられたことから、すでに多くの研究者によって標準理論の基本的修正モデルが提出されてきました。

物理学の基礎が完全に確立されているとは、未だ言えないのかもしれません。
Re: 相対性理論との兼ね合い (とね)
2011-12-29 13:04:59
もえおじ様へ

はじめまして。コメントいただき、ありがとうございます。

>とね様のおっしゃるこの量子テレポーテーションは、この原理を利用したものですね。

はい、そうです。

「物理世界の非局所性」の確証については、日頃から意識していますが、ここで言うテレポーテーションの方法では古典チャンネルも使っているので光速を超えることはありません。
ときどき「TimeComm's blog」を読んでいますが、この分野を理解するために自分の勉強が追いついていない状況ですので、記事の内容についていけていません。

「ホーキング博士、「LHC実験で神の素粒子は見つからない」に100ドルの賭け」という記事は初めて目にしました。教えていただき、ありがとうございます。世界的に名の通った博士にしては安い掛け金だと思いましたけど。

超光速ニュートリノの実験にせよ、ヒッグス粒子検出実験にせよ、現在の素粒子理論を大幅修正する必要があるかもしれないことに、注意喚起いただき、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。

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