表皮にある細胞のほとんどは、
表皮細胞(ケラチノサイト、角化細胞)が占めています。
しかし、地味であるとはいえ、
表皮細胞以外の細胞も少数派として存在しているわけであります。
ソバカスやシミの原因となるメラニンちゃんを生み出すメラノサイトは
けっこう知っている人が多いですから今回はパスして、
メラノサイト以外の少数派の細胞の紹介をしたいと思います。
①メルケル細胞
メルケル細胞って、めったに聞かない名前ですが、
けっこう重要な役割があるのですよ。
これは、触覚に関係する細胞といえばわかってもらえるでしょうか?
メルケル細胞が多数配置されている箇所は、触覚がシャープなはずなのです。
たとえば、指の先や、毛の付け根あたりには、
メルケル細胞がたくさん配置されています。
たしかに、髪の毛やなんかに軽く触れられただけでも、
何かが触れたという感覚をすぐに察知できますもんね。
人間も含め動物は、
体毛で外部からの触覚や風の吹く方向を察知する性質がありますから、
メルケル細胞っていうのはけっこうな働きをしてくれているわけですよ。
②α樹状細胞
これ、いまだに研究途上といっていい細胞で、
あまりくわしいことはわかっていないのですm(_ _)m
「美容皮膚科学事典」みたいな
本気の医学関係の書物にも出てこないくらいのマイナーな細胞みたいですよ。
とりあえず、
こんな細胞もあるんだよって感じで紹介だけしておきますね。。。
③ランゲルハウス
表皮の中を、
大石大二郎(静岡商業→亜細亜大学→近鉄バファローズ)なみに走りまわりつつ、
免疫にたずさわる機動力バッチリの細胞です。
まさに東奔西走しながら縦横無尽に走りまわる、
野球の一番打者のような存在の細胞といえる、
と思っているのはわたしだけかもしれませんが、
だいたいそんな感じのイメージで捉えてほしい細胞であります。
ちなみに、近鉄大石大二郎選手のテーマは、鉄腕アトムでしたね。
「ゆーくーぞおおいしー♪はーしーれおおいしー♪
じゅうおーうむじんーにとつげーきーおおいしー♪」
ありがとうございました。