佐々木 譲 著 「暴雪圏」を読みました。
次々と麻痺する交通網。
十勝平野で十年ぶりの猛吹雪が吹く夕刻、町は氷点下の密室と化した。
暴力団組長の屋敷を襲った強盗。
出会い系で知り合った不倫相手との関係を清算しようとした主婦。
会社の金を持ち出した男。
義父の虐待に耐え兼ね家を飛び出した少女。
偶然足止めされたペンションで、男女の剥き出しの欲望が交錯する。
ついに暴走する殺人犯――
恐怖の夜が明けた時、川久保巡査部長はたった一人で現場に向かった!
先週、首都圏でもかなりの量の雪が降り、あちらこちらで事故が多発しました。
しかし、北海道・東北地方の雪の降り方に比べたらかわいいものです。
今年は例年の2〜3倍も雪の量が多いそうです。
この小説では、そんな猛吹雪によって陸の孤島と化した北海道のある地方都市での昼頃から翌朝までの出来事が描かれてゆきます。
北海道出身の筆者らしく、吹雪に見舞われる町の描写は非常にリアルです。
同じく北海道出身のHさんにも、その情景がありありと浮かんできました。
吹き溜まりに雪が積もってゆくように、とあるペンションにまったく無関係に思えた人々が集まる・・・。
果たして、その結末は・・・。
ラストまで全く飽きる事なく一気に読ませてくれました。
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