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北沢 秋 /奔る合戦屋

2012年06月13日 | 小説

 奔る合戦屋を読みました。



天文2年(1533年)、若き石堂一徹は、中信濃の豪将・村上義清に仕えていた。

妻子に恵まれ、家中で台頭していく一徹。

一方、甲斐の武田信虎は徐々に中信濃に侵攻しつつあった。

村上家と武田家の争いが熾烈になるなか、義清と一徹の関係は、微妙に変化していく。

一徹はいかにして”合戦屋”になったのか?


前作、「嗤う合戦屋」の前の物語。

孤高の合戦屋・石堂一徹が村上家から出奔するまでのエピソードが描かれています。

愛する人たちがいた。

己を理解してくれる親が、兄がいた。

共に戦場を駆ける部下たちがいた。

ただ一つ、己の才を理解し、信の置ける上司には恵まれなかった・・・。

前作同様に全体を通して痛快感と圧倒感があります。

文章が読み易く各場面が映像のように思い浮かべる事ができます。

第三作目がこの夏に出るそうですので、それも楽しみです。


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