BLOG 思い遥か

日々新たなり

文章論 深夜の素振り

2016-09-18 | nikkei
日経新聞見出しより
1面
20160918

訪日客増へ観光競争力

ガイド、資格不要/旅館がツアー企画 来年、規制緩和

 政府は訪日外国人客を一段と増やすため、観光の規制緩和やインフラ整備を急ぐ。訪日客向けの有償ガイドを無資格でできるようにするほか、ホテルや旅館が地域を周遊する旅行ツアーを販売しやすくする。大型クルーズ船が寄港できる港湾の整備や、道路や鉄道の行き先表示の多言語化などにも対応。訪日客に日本での楽しみ方を増やす狙いで、201…続き

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日本語文法文章論  タイトルは、 深夜の素振り である。日本経済新聞の文化面、20160918付けである。エッセイである。執筆者は、 津本陽 氏 である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをおりするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭文は次である。
> 私は八十七歳六ケ月になった。

末尾の文は次である。
> そういえば九十に近い年寄が、木刀を夜中に百何十回も振るなど、どこかピントのはずれたおかしな話かも知れないと、私はようやく気づき、勝手なことばかりいっている自分の会話の変な癖を恥じた。

はじめの段落は、次のようである。
> 私は八十七歳六ケ月になった。実感でいえば二十年ほど時の神様にサバを読まれたような気がする。それほどの期間、しっかりと記憶に残るほどのはたらきもせず、流れる雲に寝そべって空を動いていたような時を過ごしていたのではないか。

末尾の段落は、次のようである。
> そういえば九十に近い年寄が、木刀を夜中に百何十回も振るなど、どこかピントのはずれたおかしな話かも知れないと、私はようやく気づき、勝手なことばかりいっている自分の会話の変な癖を恥じた。
 つもと・よう 1929年和歌山県生まれ。作家。東北大法学部卒。著書に「深重の海」(直木賞)、「柳生兵庫助」、「下天は夢か」、「信長影絵」など。

段落は、次のようである。
> 自分はたいして長命でもなかろうと予測していたが、年をとっても食慾(しょくよく)が落ちることがなく、睡眠薬をすこし用いるが九時間ぐらい眠る。それに五十代までは風邪をしばしばひいたが、六十歳を過ぎてからまったくといっていいほどひかなくなり、喉が痛くなったようだと感じても、翌日には通常に戻っている。

> 私はついに東日本大震災の三日前に川崎の病院で椎間板ヘルニアの手術をうけ、結果はきわめて良好であったが、散歩をするとき姿勢がまっすぐ伸びないので、外出が減ってくる。

> そうなれば歩くかわりに枕もとに置いている木刀の素振りをするようになった。幼時から剣道で親しんでいた素振運動である。




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