今回は青春18きっぷを使用して、特急には一切乗車せず函館から稚内を列車で移動する旅を計画し、途中石北本線で層雲峡に、富良野線で富良野に、留萌本線で石狩沼田に行くなどして、8日間かけて乗車した(写真は稚内駅構内にあった、函館からの距離703.3Kmを示す表示)。天候にも恵まれ、雨の影響を受けたのは僅かであった。休暇の都合で昨日帰ってきたが、もし予定が1日長かったら今日は稚内から羽田行の飛行機が台風の影響で欠航したため稚内で足止めされていたことになり、運も良かったと思う。各駅停車の旅は列車の本数が少ない北海道では効率がいいとは言えないが、その分行く先々での生活を感じることができ、また機会があればこのような旅をしてみたいと思うのである。
2025年3月で廃止になることが決定している「最北の秘境駅」と言われる抜海駅に行く。最北の無人駅であり、最北の木造駅舎として知られている。今回同じ列車に乗っていた人は10人位が下車したが、通常は殆ど降りる人のいない駅とのこと。写真は2番線ホームから撮影したものだが、間もなく工事が行なわれ、この2番線は廃止になるとのこと。
2021年の年末から翌2022年にかけて冬に乗車した宗谷本線だが、今回は夏の乗車になる。名寄から、美深•音威子府•天塩中川•幌延•稚内と北上していくが、この間にある雄信内•南幌延•抜海の3駅は来年3月で廃止になるとのこと。写真はその中の一つの雄信内駅を車内から撮影したもの。
2年前のブログに「最後の？留萌本線乗車」と書いたが、今回また乗る機会があった。石狩沼田—留萌間は昨年3月で廃止になっていて、本線と名のつく路線では全国で一番短い路線になっている。今回乗車した深川―石狩沼田間も2026年3月には廃止が決定しているのでマニアで混雑していると思ったが、廃止までまだ期間があるためか写真のように車内は空いていた。その後旭川•塩狩•士別と宗谷本線を北上して、今日は名寄に泊まる。
昨日の登山が響いて、駅の階段やちょっとした距離を歩くのもきつく感じる。今日は層雲峡から上川駅までをバスで、上川から富良野までを青春１８きっぷを使っての列車での移動に留める(写真は上川駅で出発を待つ列車)。今日は昨年、一昨年にも泊まった富良野駅近くの温泉に泊まる。
10年ぶり5回目となる黒岳に登る。以前なら難なく登れた山であるが、今回は途中の食事時間を除いても２時間半近くかかってしまい、下山はリフト運行終了時間ギリギリになるなど体力の衰えを感じた。それでもこの黒岳は自分にとって思い出の地であるので、時間がかかっても登頂できたのは良かったと思う。
札幌から岩見沢、滝川、深川、旭川と昨日と同じく青春１8きっぷを使って各駅停車で函館本線を北上する。写真は岩見沢駅にあった「ばん馬の像」を車内から撮影したもの。旭川からは石北本線で上川まで行き、バスで層雲峡へ。明日は天気が良ければ黒岳に登る予定。
新幹線開通後は在来平行線となり廃止や貨物列車専用路線になる想定の函館本線に、青春１8きっぷを使って各駅停車で函館から札幌まで乗車する。途中数箇所で新幹線開通のための工事をしているところを見かける。遅れているとはいえ、新幹線開通がそれほど遠い未来ではないことを実感する。写真は停車時間が長かった森駅の近くにある店で買ったいかめしで、新幹線が開通したらこのような途中下車するなどの旅もできなくなってしまうのだろうと少し感傷的になった。
出発が遅れたが、飛行機で無事に函館空港に到着する。今回利用した航空会社は、予約はインターネット、搭乗券も自宅で出力するかスマホで提示するというある意味便利なシステムだったが、初めて北海道に行った時に旅行会社の窓口で少し厚めの用紙に印刷した航空券を買った時を思い出し少し味気なさを感じたが、これも時の流れだろうか？ 写真は出発の遅れを示す羽田空港の掲示板。
抽選で当たった女子バレーボール「NECレッドロケッツ✕PFUブルーキャッツ」の試合を観戦する。バレーの試合はTV中継でしか観たことがなかったが、実際に会場で観ると結構な迫力であった。試合はレッドロケッツが1,2セットを先取し楽勝かと思われたが、3セットからブルーキャッツが巻き返し最終セットまでもつれ込み、最終セットも15対13という接戦の末ブルーキャッツが逆転勝利という見ごたえのある熱戦であった（写真は会場入り口にあったNECレッドロケッツの選手を紹介するボード）。
