坂本竜馬をご存知でも「小曾根幹堂」をご存知の方は余程歴史に詳しくないと少ないと思います。
小生も以前、篆刻の歴史を調べている内に知りました。
小曾根乾堂(1828-1885)の父親は越前藩や佐賀藩の御用商人で豪商でした。
其の為、幹堂の時代になっても坂本竜馬の海援隊に資金援助したり、その本部を小曾根家に置いたりしました。
勝海舟の長崎妻との子供の面倒もみています。
一方、乾堂は文人画家、篆刻家でもあり御璽(天皇の印)も制作しています。
「坂本竜馬への援助」と「篆刻」とはちょっと結びにくい裏話ではありませんか。
明治の人は懐が深い、と思わず唸ってしまいます。