畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

庭木の剪定って、大変・・・

2017-05-25 09:03:44 | 日記


基本的には自分でできそうなことは自分でこなす、という方針で。
たとえ小さな庭でも庭木があれば時々剪定せねばなりません。
放置すれば夫々の木が四方八方に伸びてしまい、無残な姿になってしまいます。

なぜ、剪定しなければならいのか?

庭は自然を身近に感じる小自然ですが、限られたスペースに様々な種類の木や
草花があります。
イメージ的には絵画における画面構成に似ています。
京都などの仏閣などの名園を拝見していますと絶妙な配置や剪定が行われています。

「バランスの取れた美しい樹形・適度な日光や風通しを良くする・樹木の生長が
 ゆっくりになる・病虫害が減る」

木は葉で光合成して栄養分をつくるため放置すると木の成長は早くなります。
剪定によって葉の量を調整するわけです。

低木はそれほど作業にストレスはないのですが、高い木になりますとやっかいです。
高さ約6.5~7mのモチノキが1本あり、作業するのが大変です。
「さあ、がんばろう!」
と気合を入れて。

脚立が3.6mしかありませんので脚立の最高部以上は木の股に足をかけ、左手で木を
抱えて安全を図り、右手でノコギリやハサミで剪定します。
新聞記事風に申せば
「高齢者が危険を顧みず剪定中に木から落下、大怪我を」
なんてならないように最大限に注意しながらの作業です。

勿論、剪定はただ切ればよい、というものではありません。
樹形が自然になるように切る枝と残す枝を選別せねばなりません。
木の上では全体が見渡せないため、度々脚立から降りて全体像を確認します。

剪定のコツは
「適期に切る、つけ根で切る、切り過ぎない」
「切り過ぎない」が結構難しいです。
と申しますのは大木を毎年剪定するのは厄介で、数年に1回となりますと樹勢の
勢いで繁茂となり、つい切り過ぎるのです。
切り過ぎると木にストレスが大きくなり、徒長枝が多くなるリスクが多くなります。

「ナチュラルなすかし剪定」が基本とあります。

また切ったあとの癒合剤には専用の薬剤もありますが木工ボンドでも良いそうです。

最適剪定時期は
落葉樹の場合、12~2月
常緑広葉樹で3~4月・6~7月上旬・9月
針葉樹は3~4月上旬・6~7月上旬・9月
となっています。

今回は最適時期より1ケ月遅れです。
剪定鋏・ノコギリ・高枝ノコギリ・脚立・竹ボウキ・刈込鋏を使用して作業完了。
45リットルのゴミ袋8枚の収穫!
出来栄えは専門家から採点すれば勿論落第点!

やれやれ、お疲れさまでした。

参考書は色々でていますが上条祐一郎氏の本を参考にして作業しました。
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