無煙喫煙冶具に関するブログです。

愛用のフィルター付紙巻煙草を使い、喫煙が憚れる所・場所でも、ニコチンが摂取出来る治具の開発に関する話です。

JT Ploom について No.2

2013-12-30 20:54:35 | 日記
Ploom発売元に、「Ploomは、飛行機に乗る場合、機内持込・お預け が出来るのか」 問い合わせていましたが、今日電話にて回答がありました。
「各航空機会社に問い合わせる必要があるので、その数が多いので、問い合わせは、現在の所やっていません。」との事でした。
しかしながら、日本であれば、JAL か ANA に問い合わせればよいのであって、実際は、気がつかれなかったのではないかと回答から思いました。
 ちなみに、J_1 Type(リチウムイオン充電池が、本体から取り外せない構造になっていた物)の場合は、以前にも書きましたが、JALのお客様係りに、電話をして、現物も送って、検討してもらいました。すると、航空各社で造っている「評議会」なる場に、この案件を出してもらい、ANAさんが 担当するということで、ANAさんから、最終的に以下の回答をもらいました。

①国土交通省/航空局へ確認致しましたところ、航空法施行規則194条告示別表18で定めている「熱を発生する器具(熱を発生する部分と電池を分けること)」に該当するものとして輸送禁止品の可能性が高いとの見解がございました。
・スイッチがONになった際には、電熱線の温度が200℃以上になることやリチウムイオン電池が内蔵されており、不意に電源が入る可能性があることより危険性が高いとの見解です。
・つきましては、航空機に持ち込み・お預けできない物品として取り扱わざるを得ない状況です。ご希望に添えないかたちとなり申し訳ございませんが、何卒ご理解頂きますよう宜しくお願い致します。

②電子タバコについて。同じような構造(リチウムイオン充電池が取外せないような構造の物)で、かつ熱を発するものは輸送できません。

③不意な誤作動を防ぐため、発熱部分(機器)と電池(バッテリー)が、取り外せるような構造であれば輸送は可能です。
  リチウムイオン充電池を電源とする、コードレス半田コテ、コードレスヘアーカラー 等は、充電池を外して、充電池がショートしないような方策を採って、機内持込するのであれば、OK.

④「発熱する物品」(ヒーター等の温度)については、定められた温度はございません。

⑤私どもは法令・規則に基づき、航空輸送の可否判断を行っているため、ご不明な点は、国土交通省、航空局へご連絡頂ければ幸いです。

以上の回答から、発熱体があり、リチウムイオン充電池を電源とする機器は、充電池が取外せる構造にしないと、機内持ち込み・お預けも出来ないということです。Yahooの知恵袋で、「電子タバコ」は機内持込がOKという回答が、ベスト・アンサーになっていたように記憶をしていますが、正確には、充電池部が、分離できるタイプで、分離した状態であれば、機内持込・お預け が可能と言うのが、正しい答えらしいです。





JT 社 Ploom について No.1

2013-12-29 15:56:51 | 日記
JT社の新しいたばこ「Ploom」 を、黒・白各1台入手しました。その化粧箱に入った状態の写真です。 

化粧箱は横開きになっており、蓋部分を横スライドして、開いた状態の写真です。
さらに、Ploom本体を取り出し、その中にある 説明書を取り出し、底にある USBチャージャーが収まっている状態の写真です。
USBチャージャーの台部分には、写真に見るように、2個の電極パッドがあり、Ploom本体の底部分には、同じく2個の電極パッドがあります。初め見たときは、+、-の表示が無くどのように区別するのか不思議に思っていましたが、Ploom本体の底を、台部分の電極に近づけると、+、-逆の場合は、磁石の力で反発して取り付けられない。+、-が合っていると、磁石の力で、パチと、はまるようになっています。この構造・機構には感心させられました。
さらに、携帯用ケースが付いてきます。初めはこれは必需品ではないと思っていたのですが、後からこれは必需品であることがわかりました。

別売りの Pod (Mevius味)を、開封した所です。
このPod1個を、本体のマウスピースをねじりながら、本体から取外し、本体に落とし込んでから、マウスピースを本体にねじりながら押し込むとセット完了です。マウスピースをねじ込むときに、同時に、Podのフタの役目をしているアルミ箔を破るようになっています。
ちなみに、次の写真は、Podの中身を喫煙前のものと、喫煙後のものを示しています。喫煙前の物は煙草の葉の色をしていますが、喫煙後は、黒く焦げたような色に変わっていることがわかります。

さて、喫煙をする前に、取扱説明書をよく読もうと、読んでいると、下記のような注意書きがありました。 
どうやら、本体部分やマウスピース部分は、かなり高温になり、やばいようなことが書かれています。そういえば、使用前に、必ず、Pod挿入部の外側に、1mm位の厚みのスポンジのようなテープを貼り付けるように書かれています。

そこで気になったので、喫煙実験をする前に、各部分の表面温度を、熱電対を使い、自動記録して、測定しました。その結果のグラフを下記に示します。
加熱器の外側(Pod挿入部分の外側)は、テープを貼らないと、70℃以上になるようです。確かにこれでは、テープを貼って使用しないと、危険ですね。テープをはっても、50℃以上になるようですから、取扱説明書にしたがって、この部分は持たないようにすべきですね。なを、マウスピースの根元、センター部の温度は、低いようですが、この実験は、喫煙しないで放置した状態での測定ですので、低く出ています。実際に喫煙すると、加熱器で作られた熱い空気がマウスピースの中を流れますので、マウスピースの根元は、唇が、やや熱いと感じる位、温度が上がるようなので、取扱説明書どおりに、マウスピースは浅くくわえる のが良いようです。さらに喫煙後は、数分間は、表面温度が下がらないので、喫煙後の本体は、必ず 付属の携帯用ケースに入れて、持ち運ぶ必要がありそうです。

現在本体の1本は、喫煙者に貸し出して、Lucky Sevenの喫煙実験をやってもらっていた人に依頼して、喫煙実験をやってもらっています。結果が出たら、また報告したいと思っています。

 ここで、本製品について気になることが一つあります。昨日、メールでJTに問い合わせているのですが、この喫煙器具は、飛行機に搭乗するときに、手荷物として機内持込、あるいは、お預け ができるのかということです。
 Lucky Seven J_1Type を、国内航空会社に提出し、審査をしてもらいましたが、「リチウムイオン充電池を電源として、発熱体を内蔵する機器は、危険物として、機内持込・お預け 共に出来ない。但し、リチウムイオン充電池を取外した状態であれば、OK」との事で、充電池を取外し可能なように、J_2 Type を 開発した経過があるからです。どうみても、このPloomは、リチウムイオン充電池を取外せるような構造になっていないように思うのですが。 

JT社の新しいたばこのスタイルである「Ploom」 について

2013-12-28 10:47:37 | 日記
JT社が、新しいたばこのスタイルとして 新型の煙草「Ploom」の発売を発表しました。(2013/11/28)
このたばこは、スタンフォード大学卒業生の Adam Bowen氏 と James Monsees氏 が設立した、米サンフランシスコにある「プローム社」の商品で、JTがこの会社に資本参加して、日本でも 発売を開始するそうです。この商品はすでに、オーストリア、韓国、イタリアで発売されているそうです。
 この商品は、「電気加熱型たばこ用具」として位置づけられ、本体に「たばこポッド」といわれるものを装着して、電源を入れると、「たばこポッド」の中に詰められている「本物の煙草の葉」が加熱され、「ベイパー」(たばこ葉由来の成分が含まれた霧状のもの)を発生させ、これを吸引できるようにしたものです。

 この使い方は、以下のYouTubeで、見ることが出来ます。
 http://www.youtube.com/watch?v=nv4ntxWlxIE

 さらに実際に使っている様子が、以下のYouTubeで、見ることが出来ます。
 http://www.youtube.com/watch?v=wymK0IoZZtI

一部の新聞記事は、「無煙たばこ」として紹介されていますが、「無煙」ではないようですね。記者の勘違いだと思われますが。?

いわゆる「電子タバコ」と比較してみますと、
・加熱するのが煙草味の香料===>本物の煙草の葉
・煙は、どちらも、 Propylene Glycol あるいは Glycerin の蒸気で、どちらも同じようなものと推定される。
・煙草味の香料、本物の煙草の葉 いずれも、「加熱」のみで、「燃焼させない」
という事で、大きき違う所は、香料の変わりに「本物の煙草の葉」を加熱していることと推定されます。

 いわゆる「たばこ」は、煙草の葉を、燃焼させて、ニコチンと煙 を発生させて吸引するものですが、この燃焼により発生するタールや、一酸化炭素等が、体に有害であるといわれています。しかしながら、ニコチンは 煙草の葉の燃焼で発生するものではなく、燃焼で造られた「熱い空気」で、煙草の葉を加熱することにより発生するものです。すなわち、燃焼している部分の温度は、600~900℃もあるために、分解温度247℃のニコチンは瞬時に分解されてしまいます。紙巻煙草の場合で説明しますと、喫煙者の吸引により、燃焼部で造られた「熱い空気」で、口元に近い煙草の葉を加熱して、この部分で発生したニコチンを吸引しているのです。このことより、煙草の葉を燃焼させずに、加熱してニコチンのみを吸引できるようにする特許は、1930年代から無数に登録されています。

 この商品は、煙草の葉を加熱することによりニコチンを得ていますので、燃焼による有害ガスの発生が無いことが期待されています。
私が開発・商品化した、「無煙喫煙治具 Lucky Seven」
(楽天オークションに出品中)
 http://auction.rakuten.co.jp/item/11945350/a/10000018)
も、市販されている紙巻煙草を使って、燃焼させずに、ニコチンを吸引できるようにしたものです。

 今日、Ploomの現物を入手しました。実際に使った感想を、次に記事にしたいと思っています。

無煙喫煙具 J_2 Typeの開発 無煙タバコ Eclips 

2013-12-16 17:39:08 | 日記
米国において、実際に発売されている無煙タバコを 2009年に 米国の友人にハンドキャリーしてもらったものが、手元にあります。これは、米国R.J.Reynolds Tobacco社が、発売している、「Eclips]という ほぼ無煙の煙草です。
 製品は1箱/20本詰めで,日本のMild Seven と同じです。

 Mild Seven と並べて取った写真から、外観は、通常のレギュラーサイズの紙巻煙草と同じことがわかります。

 外箱を開けると、蜂の巣のような、中空のフィルターが、並んでいます。

 火をつける側には、中央部に 黒く・丸く見える 木炭から造られた黒い火種になるものが見えます。
 
 吸引する側のフィルターは、中空になっています。

 このタバコを、軸方向に切断して、中身を写したのが次の写真です。

 先端の火種となるものは、L=11.5mm、φ=4.2mm の木炭を成形して造った物が、断熱材の役目をするガラス繊維でくるまれています。火種とFilter間には、煙草の葉が詰められています。
 喫煙者は、初めに、ライター等で、先端の 木炭の「火種」に火をつけます。この火種は、持続して燃焼を続けます。喫煙者が、吸引した時、「火種」で作られた「熱い空気」が、煙草の葉の部分を通ることにより、煙草の葉が加熱され、煙草の葉から「ニコチン」が蒸発してきて、ニコチンを吸引できるというものです。
 発売当初は、ものすごく評判になったし、ハリウッド映画の中でも、小道具として使うという大掛かりな宣伝もされたとの事です。
 しかしながら、色々調査機関が調査した結果、断熱材として使われている ガラス繊維が、肺にまで入り込み「肺がん」を発生させる危険性を指摘する調査機関もあり、売れ行きは落ちていったとのうわさです。このような調査期間の中には、煙草の有害性を調査報告をするのを仕事としている所も有り、真偽の程はわかりません。