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第三者卵子で出産 2人が妊娠中

2017年03月24日 | 出産・育児

神戸市のNPO法人「卵子提供登録支援団体(ODーNET)」は3月22日、第三者の女性がボランティアで提供した卵子を使い、病気で自分の卵子がない不妊の女性が出産したと発表した。

提供卵子と病気の女性の夫の精子を体外受精させ、移植した。

国内では姉妹や友人が提供した卵子での出産例はあるが、見ず知らずの第三者が匿名で提供した卵子による出産が公表されたのは初めて。

ほかにも2人が妊娠中で年内に出産予定という。

日本には卵子提供などの生殖補助医療に関する法制度がなく、海外に渡って卵子提供を受けるケースも多いとされる。

親子関係の規定や子どもの知る権利などに関するルール作りが進まないまま、現実が先行する形が浮き彫りになった。

同団体によると、出産したのは早発閉経の40代女性で1月に女児が生まれた。

ほかにも別の提供者からの卵子で作った受精卵を3人に移植。

染色体の異常で生まれつき卵子がないターナー症候群の40代と30代の2人が妊娠中で、もう1人は治療を断念した。

さらに数人が卵子の提供に向けた準備を進めている。

出産した女性は「妊娠、出産、育児を通して生きる希望ができた」とのコメン卜を発表した。

提供したのは30代女性で「皆に望まれた命がこの世に生まれるお手伝いができ大変うれしい」とのコメントを発表した。

同団体は、卵子提供を仲介するため不妊治療専門医やカウンセラー、卵子がない患者の家族らで構成。

早発閉経などのため卵子はないが出産可能な患者夫婦に対し、無償で卵子を提供するボランティアの募集を2013年に開始した。    

同団体によると、子どもの母親は妊娠・出産した女性となるが、遺伝的には卵子を提供した女性のDNAを受け継ぐ。

生まれた子どもには本人が希望すれば15歳で提供者の情報を知らせるとしている。

卵子提供を巡っては、不妊治療クリニックでつくる「日本生殖補助医療標準化機関(JISART)」が独自の基準によって姉妹や友人間で提供し、これまで30人以上が生まれている。


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