中国外務省の華副報道局長は1月23日者会見で、中国と台湾は不可分の領土とする「一つの中国」原則について「中釆関係発展の政治的基礎だ」と述べ、これまでの同原則に基づく対中政策の見面しを示唆するトランプ米大統領をけん制した。
トランプ氏の大統領就任後、中国が公式に米中関係に言及したのは初めて。
トランプ政権に対し「台湾問題のデリケートさを認識し、慎重で適切に処理するよう求める」と要求。
「互いの核心的利益を尊重するよう希望する」と述べ、台湾や南シナ海を巡る問題で妥協しない姿勢を強調した。
さらに「米台関係は非政府間の範囲に厳格に制限されるべきだ」と主張し、台湾独立志向の民主進歩党の蔡政権とトランプ政権のいかなる接触も認めない考えを重ねて示した。