丙午男の独り言

50歳を過ぎた今、日々の暮らしで思ったことを気張らず気楽に。

読了:寝る前5分の外国語

2017年03月18日 09時58分32秒 | 読書
この本は言語学の先生が書いた「語学書の書評集」という、一風変わった本です。
書店で、レトロで渋い装丁が偶然目に留まり、しかも様々な言語に興味のある私は、ぜひ手元に、と衝動買いをしてしまいました。
短い書評が100編くらいあるので、まさに布団に入って、1,2編を読んで寝る、というのにうってつけでした。
しかも、こんな言語があるのかとか、そういう特徴があるのか、など、全然知らない国も言葉でも、何だかその国やその言葉を話す人のことを感じられるような気がして、軽い高揚感とともに気持ちよく眠りにつくことができました。
カバーの色合いが良く、本棚でも存在感のある愛読書の1冊になりそう。

読了:ドリーム・ワークプレイス

2017年03月18日 09時40分09秒 | 読書
「だれもが『最高の自分』になれる組織をつくる」にはどうしたら良いか、を説いた組織論のです。
世界で一番働きたいと思う組織をつくるには?に答える6つの鍵をDREAMSにかけて示しています。
①Difference 違い・・・個性を尊重する、活かす
②Radical honesty 徹底した正直さ・・・隠さない、嘘をつかない
③Extra value 特別な価値・・・自分に対する価値の付与、成長
④Authenticity 本物・・・誇りに思える、信頼できる
⑤Meaning 意義・・・やりがい
⑥Simple rules シンプルなルール・・・文字通り
確かにそうだな、と思いますが、著者らが多くの企業や組織を見てきて、努力をしているところはそれなりにあっても、この6つをすべて成し遂げているところはないそうです。
いくつかはトレードオフの関係にあるから。
自分の組織でどれを優先したいかによって、バランスをとって取り組んでいくのでしょうね。
身近なところでは、やはり⑥。そこで印象に残った一説は、
「人間というものは、ルールを破る、あるいは曲げるという驚くべき能力を備えている。学校や工場、病院、刑務所、大学を対象とした社会学的研究では、個人またはグループには、ルール体系を不公平または強制されたと感じると、それをすり抜ける能力が立証された。そのような規制は機能しない。良い規制とは、背景の状況に適合し、信頼の上に成り立つものだ。」
強く同意。