IPO・新興市場株日記

IPOの上場承認・初値分析・セカンダリーまで分析。

IPO分析(キャピタル・アセット・プランニング)

2016-09-19 | IPO分析
【事業内容】
 金融ビジネスの遂行に必要なシステムは多岐に渡りますが、当社事業は金融機関等の営業担当者及びその管理者、並びにその顧客が直接使用するシステムの開発・提供に特化していることが特徴です。当社では当該システムを「フロントエンドシステム」と称しております。
(主な実績例)
① ソニー生命保険株式会社向けに開発・提供したシステム
当社は平成24年10月にソニー生命保険株式会社向けにシステムを開発・提供いたしました。同社向けに開発したシステムは、当社が開発・提供するシステムを複合的に組み合わせることによって、生命保険の販売プロセスを最適化させた事例です。
 具体的には、下表に記載の機能をシステム化して同社の販売管理業務に組み入れることにより、生命保険の加入者による商品の「検討」「選択」「申込」「契約成立」及び「(金融機関が行う)購入後のフォロー」等、保険商品の販売において必要な業務をシステム上で対応できるようにしたほか、同社の販売業務の効率化に寄与しました。
② ライフプランシステムとエステートプランシステムの機能を統合したWealth Management Workstation(通称:WMW)の開発・提供
当社は平成21年11月に、個人が保有する預貯金、有価証券(企業オーナーの場合の自社株式を含む)、保険商品及び不動産等の資産の時価評価並びに時価評価された資産をベースに最新の税制に対応をした相続税納税予想額の算出を可能とする「Wealth Management Workstation(通称WMW)」の提供を開始しました。当社は当システムを金融機関、会計事務所、独立系ファイナンシャルプランナー及び独立系プライベートバンカーに販売しており、その顧客が当システムを利用します。
 個人の年齢、性別、家族構成、全ての資産及び負債を当システムに登録し、資産全体を「見える化」することで、その個人が保有する資産構成上の配分の問題点及び将来の相続税納税予想額を把握することができます。このため、相続税の納税可能性、財産分割に係わる的確な対応策の検討及び検討すべき保険商品、金融商品の選択を容易なものとします。

(収益モデル)
当社は主に金融機関、会計事務所、独立系ファイナンシャルプランナー及び独立系プライベートバンカーからシステム開発を受託し、システムの設計・開発・実装、当社が保有するシステムの使用許諾及び保守運用等を実施することにより、対価として主に受託開発収入及び使用許諾収入(保守運用収入含む)を得ております。システムインテグレータ(注1)が金融機関等と当社との間に介在し、システムインテグレータより上記の収入を得ることもあります。
 これらの事業を推進するにあたり、当社は協力会社にシステム開発プロセスの一部を外注することがあり、その場合は当社から当該協力会社に受託開発に係る費用及び保守運用に係る費用を支払っております。
 その他、当社が提供するシステムの利用者を対象に財産管理に関するコンサルティングサービスを行い、対価としてコンサルティング収入等を得ております。なお、主に使用許諾収入は、当社が提供するライフプランシステム及びエステートプランシステム等の前提となっている、最新の税制・社会保障制度を網羅的に反映したCAPライブラリ(注2)の提供によって発生しております。

(金融機関等との取引における収益獲得タイミング)
 生命保険の設計書システム、申込書システム、生命保険契約ペーパーレスシステム等、金融機関の業務プロセスに関わるシステムを開発して提供する場合、各種システムの初期基盤を構築する時に受託開発収入を得て、その後はシステムの機能変更及び新しい保険商品をシステムに組み込む際等において受託開発収入を得ております。この他、当社が保有するシステムの使用許諾及び保守運用の実施によって、対価として定期的に使用許諾収入を得ております。
 一方、WMWをはじめとする金融商品の購入を検討する個人が直接使用するシステムを開発し、これを使用許諾及び顧客仕様に合わせてカスタマイズして提供する場合、金融機関等から、システム納品時に一時使用許諾収入及び受託開発収入を収受するとともに、その後、定額及び取引先の金融機関の使用者数などの一定の条件に従って使用許諾収入を得ております。

【業績等】
      売上高  営業利益 経常利益 純利益
2014.9  1,271  87  87  54
2015.9  3,240  174  168  95
2016.9  4,254  218  220  141
3Q    2,752  106   10  61
     EPS  BPS  配当
2016.9 138.65  -   -

上場時発行済み株数 1,017,924株 (別に潜在株式116,800株)
公開株数 184,000株(公募160,000株、売り出し0株、オーバーアロットメント24,000株)

PER:14.1
PBR:.
配当利回り:
公募時吸い上げ資金:3.6億(OA含む)
公募時時価:20億

【株主構成】
(合)フィンテックマネジメント 役員らが議決権の過半数を所有する会社 222,400 19.60
(株)SMBC信託銀行 個人3名による信託 170,400 15.02
北山 雅一 代表取締役社長 124,800 11.00
オリックス6号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 80,000 7.05
インテック・アイティ2号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 64,000 5.64
イノベーション・エンジン三号投組 ベンチャーキャピタル(ファンド) 52,000 4.58
元気企業投資組合 ベンチャーキャピタル(ファンド) 40,000 3.53
池銀キャピタルニュービジネスファンド3号 ベンチャーキャピタル(ファンド) 40,000 3.53
とっとりチャレンジ応援ファンド ベンチャーキャピタル(ファンド) 40,000 3.53
里見 努 取締役 27,200 2.40
洪 竣 常務取締役 27,200 2.40
馬野 功二 取締役 27,200 2.40

 本募集に関連して、貸株人である合同会社フィンテックマネジメント、特定有価証券信託(当社株主)の委託者兼受益者である片山侑加、北山敦之及び北山敬子、並びに当社株主である北山雅一、洪竣、馬野功二、里見努及び 北山智子は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成29年1月4日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、オーバーアロットメントによる売出しのために当社普通株式を貸し渡すこと等は除く。)を行わない旨及び委託者兼受益者が受託者 である株式会社SMBC信託銀行(当社株主)に同様の行為を行わせない旨合意しております。また、当社株主である投資事業組合オリックス6号、インテック・アイティ2号投資事業有限責任組合、イノベーション・エンジン三号投資事業有限責任組合、元気企業投資事業有限責任組合、池銀キャピタルニュービジネスファンド3号投資事業有限責任組合、とっとりチャレンジ応援ファンド投資事業有限責任組合、髙木証券株式会社及びHC6号投資事業有限責任組合は、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後90日目の平成29年1月4日までの期間中、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の売却等(ただし、その売却価格が「第1 募集要項」における発行価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う売却等は除く。)を行わない旨合意しております。加えて、当社は主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場(売買開始)日(当日を含む)後180日目の平成29年4月4日までの期間中は主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社株式の発行、当社株式に転換若しくは交換される有価証券の発行又は当社株式を取得若しくは受領する権利を付与された有価証券の発行等(ただし、本募集、株式分割、ストックオプションとしての新株予約権の発行及びオーバーアロットメントによる売出しに関連し、平成28年9月1日開催の当社取締役会において決議された主幹事会社を割当先とする第三者割当増資等を除く。)を行わない旨合意しております。なお、上記のいずれの場合においても、主幹事会社はその裁量で当該合意の内容を一部若しくは全部につき解除できる権限を有しております。

【私見】
 フィンティック関連としての妙味はありますが、JQで金融システムということから急成長するような分野ではないと思います。業績面でも割高感はないものの、成長性を考えると高PERが容認されるとも思えません。需給では小型なのは良いのですが、1,5倍でロックが切れるVCも多くロックラインの攻防になりそうです。


仮条件上限:2000円
初値予想:3000円
ブック申し込み度・・・強気
セカンダリー期待度・・・中立
 
ジャンル:
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