ちゃりんこ役場

平坦系サイクリスト。埼玉県草加市から江戸川CRを目指します。Since2011,Aug

2017 JCRC第5回群馬CSC

2017年10月16日 | レース
Dクラス6位でした。

正直に言います。
今回は勝利を狙って臨みました。

ですから入賞できた喜びはあまりありません。
あるのは反省ばかりで・・・
やっぱりクラスが上がった今回は厳しかったです。

そんな10月15日を振り返ろうと思います。



去年と同様、10月の群馬CSCラウンドはいつもよりも長い距離を走ります。
そしていつもは早朝スタートのF、E、Dクラスは午後からのスタート。
4月7月とは打って変わり、かなりゆったりとした出発となりました。

5時起床。
前の晩に荷造りはほぼ完了していました。
それら機材、荷物を車に詰め込んで、再度忘れ物を確認。
(今回は雨対策、寒さ対策などがあり、自分史上最大の大荷物になりました)
その後ゆっくりと朝食を摂って、7時に出発しました。

家を出ると、外は完全な雨。
たださまざまな天気予報アプリを見ると、どうも群馬県のみなかみ付近は雨雲の切れ目に入る様子で
もしかしたら降らないかも・・・
淡い期待を胸に、関越道を走りました。

そして高速道路を降りて、群馬CSCに向かう道では、完全にドライコンディション。
今日は何とか雨のレースは回避できそう。
ある程度の雨対策はしてきたとはいえ、できるなら雨は勘弁願いたい。
ちょっとうれしい気持ちになりながら、会場に向かいました。

会場に着いて真っ先にすることは受付けです。
この受付けで、今回は新たに一文が追加されていました。
それは「下りはサイクリング、登りはレース」という文言。
これを理解したらチェックを入れてくれとのこと。
「ええ、もちろんそのつもりです。下りは怖いですからねw」と笑顔でチェックさせていただきました。
実際に今日これから、雨が降ったら下りでは絶対に飛ばしたくありません。
ただ心の中では「登りもサイクリング」と書いてくれたらうれしいなぁ・・・」と思っていました。
(後に下りもレースである現実を知りますw)

この時点で路面は完全にドライ。
雨も降っていませんでした。

この現状をニコニコ顔でツイートして、車に戻り
さて準備を始めようか・・・としたところ、まさかの雨が・・・しかもいきなり本降り。
車に戻るまで、雨が降らなかった場合の服装を考えていたのが一転、雨用の装備を準備することにしました。

12時17分スタートということで、11時からローラーを開始。
今回は2時間を越える長い距離を走ります。
スタートアタックのような、序盤に強烈なペースアップは無いと判断して
15分ほど軽く回すだけ。
後は11時30分から試走で1周回だけ走る予定でした。

雨が降る中約15分、くるくるとローラーを回して
今度はリアホイールを変えて、そのままコースにイン。
こちらも軽く一周回して準備完了。

懸念していたブレーキは、前回とは異なりある程度効いていました。
これなら何とかなりそう。
でもあくまでも「ある程度」
普段とは違うブレーキコントロールが求められると思いました。

雨はぽつぽつと降っていますが、空を見ると雲が高く、少し切れているように見えました。

アプリの雨雲レーダーと、この空を見る限り
レース中、本降りになることはないだろう・・・
ということで、装備はドライ仕様。
気温が低いのでボトルは1本。しかも7割程度にしました。
カロリーの補給は72Kmのレースとしては多めに180Kcalのジェルを2本と、BCAA3000mのジェル1本をソフトフラスクに入れました。
そしてアームカバーとグローブをフルフィンガーにして、スタートラインに時間ギリギリに並びました。
(途中雨は降ったり止んだりしていたので、シューズカバーはしておくべきでした)

一番最後にスタート位置に並び、シューズとクイックリレーズを再確認。
スタート1分前から、今年になって行っているスタート前のルーティーンをして
号砲とともに12周回のレースが始まりました。

あ、もちろんクリートは一発で嵌らず、最後尾からのレースになったのはいつものとおりですw

(以下、周回数の表記には記憶違いがあるかと思います)

ここから下り終わるまでは、バイクが先導する区間。
当然スピードも出ていないのですが、無理に前に出ることもなく
そのまま後方の位置取りでいました。
そしてコースの一番低い箇所で、クラクションと伴に先導バイクが速度を上げて、
本格的にレースがスタートしました。

特にアタックがかかることもなく、最初の1周回は平和でした。
12周回の長丁場のレースとはいえ、2周回目からは本格的に動いてくるだろうと警戒して
徐々に位置を前に上げていくと、2周回目の途中から本格的にレースが動き始めました。

いくつかのアタックがあるものの、逃げは決まらず、
途中で足がありそうな方のアタックに、自分も便乗。
逃げるつもりはなかったけど、逃げられるものならば。
そう思ったものの、序盤ということもあり、振り向くとしっかりとチェックが入っていました。

ここからしばらく掛け合いが続きます。
これがキツイ。
否応なく足が削られます。

2周回目から4周回目くらいまでは、ずっとこんな状態。
後方は確認してなかったので、いつからなのか分かりませんが
いつの間にか6名での先頭集団で走っていました。

しかも協調する気持ちはあまり感じられないこの集団。
本当にキツイ。
「隙あらば集団から抜け出したい」という意思だけは感じましたけど・・・

何度かあった逃げの打ち合いの後、単騎の逃げが決まりかけます。
(4周回目か5周回目と記憶しています)
それに追走をかける2名。
本来ならこの2名にブリッジしなければならないのですが、
この2名を追いかける足がありません。
「あの2名を追ってくれ・・・」私の前を走る方に、言葉ではなく「念」を送りますw
きっと私の「念」が届いてくれたのでしょう。
何とかこの2名に追い付いて、単騎の逃げ、5名の追走集団が形成されました。

単騎の逃げは、常に15~20秒ほど前を走っている感じ。
途中から追走の5名も、何とか協調体制ができてきたのですが
この頃になると、とにかく登りがキツくなってきました。
気付かれないようにローテーションを飛ばす小技も使うように・・・

今回、最初から登りの調子が良くありませんでした。
完全に他のライダーと比べ、登り区間で後手に回っていることを早い段階から感じていました。

路面ウェットで懸念されていたのが下り区間。
「おいおいおい、みんな「下りはサイクリング」というあの誓約書にチェック入れてるだろ」
と心の中で叫びながら、いつもと変わらない速度で下っていました。
(もしかしたらそう感じていただけかもしれませんが)
その下り区間に難なく付いて行けています。
ただ心の中で「グリップはある。グリップは大丈夫」と呪文を唱えながらでしたが・・・

そしてブレーキ問題が、だんだんと効いてきます。
微妙な減速ができないので、列車を組んで走っていても、
どうしても距離を取ってしまいます。
真後ろに付くことが怖くてできません。
いつもより少し距離を取ったところで、しかも微妙にずらして走ってしまうことで
ドラフティング効果を、しっかりと得られていませんでした。
いつもならしばらく後ろを走っていると、回復してくるはずが
ずっと苦しいまま。
その負債が心臓破りの坂で、どっしりと襲い掛かってくる感じでした。
本来なら減速の必要もないところで、軽くブレーキを握ることもありましたし・・・

前の逃げを追うという、共通の目的ができてから、
何とかローテーションが回り始めますが、そんな理由から
私の足はどんどん厳しくなっていきました。

そして今思うと、千切れる契機になったのが7周回目。(8周回目かな?)
カロリーの補給を摂って、ソフトフラスクを背中のポケットにしまおうとしたのですが
どうも上手く、ポケットに収まってくれません。
フルフィンガーグローブだったことと、寒さで指が動かなくなっていたことが原因だったと思います。

これで20mほど集団から遅れてしまいました。
でも遅れた箇所は下り直前だったこともあり、落車覚悟の下りを慣行。←誓約書のチェックは?w
何とか追いついたのですが、ここでちょっと無理したことで、
盛大に足を使ってしまいました。

そして9周回目の心臓破りの坂で遅れます。
坂に向かう直前で、単騎の逃げの方の背中が大きくなってきました。
ここで優勝された方がペースアップ。
逃げを吸収にかかります。
「あああ・・・ダメダメ。ここでペースアップしたら付いて行けない」
遅れまいと後輪に付いて、必死にペダルを踏みこみますが
登り区間に入ったところで、徐々に遅れてしまいます。
結局「心臓破りの坂」のつづら折り手前で失速。
そこからの下り区間で集団復帰を図りますが、もう追いつける足は残されていませんでした。

ここから単騎でのレースとなってしまいました。

後ろから誰かくるかな?と、常に後方を確認しながら走るのですが、誰も来ません。
数名のエンデューロクラスの方を追い抜く程度。
静かな、本当に静かで平和な群馬CSCのコースを1人で走り続けました。
ただ後ろが常に怖くて、何度も何度も振り返りながら走りました。

結局最後まで1人で走り続け、ゴールすることができました。
優勝された方から5分も遅れていましたけど・・・

そのまま車に戻り、着替えと自転車を車に積み込む作業を始めます。

その時に、自分&自転車が泥だらけという事実に気が付きます。
走っている時は全く感じなかったのに・・・

背中に入れていたカロリーの補給は、全て使っていたのですが
ボトルの水は少し残っていました。
気温が低かったとはいえ、しっかりと飲むべきだったと反省。

顔や足に付いた泥を水で流して、着替えをして
自転車の泥は諦めて、車に詰め込みました。

そして表彰式に出席。
望んだ結果ではないけども、このコンディションで走った証をいただきました。
(今回の参加賞はリンゴw ありがとうございます)

そして帰路。
午後からのJCRCは帰り道が厳しいです。
日曜日の関越道は渋滞しますし、今回は更に濃霧。

帰宅は20時手前になってしまいました。




【反省と雑感】
自分史上、最も乗り込んでのJCRCでした。
それに体重も64.4Kgと、これも自分史上最軽量で臨んだレースでした。
そんなわけで、走る前は自分自身に期待しておりました。
残念ながら望んだ結果を得ることは出来ませんでした。

クラスが上がって周りも強くなっていたことが理由だと思います。
でもそれにしては平均速度が遅い。
自分の平均速度も、今まで以上に遅いレースでした。
やっぱり路面がウエットなことが理由なのでしょうか?
午後からのレースはDNFも多く、厳しいコンディションだったことは間違いなさそうですが・・・

最初の数年間、6位にも入れなかったけど、
去年からコンスタントに表彰式に出席できるようになりました。
それはそれで自分の進化として、素直に喜ぶべきだと思います。

それに今回もキツイレースだったけど、やっぱり真剣勝負は楽しいです。
この「戦っている」感が何とも言えず楽しいw
もちろん勝てるなら、最高なんでしょうが
今回も千切れてしまい、単独走行になるまでは、今思い起こすと至福の時間でした。
きっと自分はこの感覚を求めているからこそ、
キツイ、ツライと言いながら、毎回参加しているのでしょう。
だからこそ、最後まで勝負できる位置でレースがしたいのですが・・・

このブログを書きながら、先着された5名の方に追い付く方法を思案しております。
でもこの数か月、自分なりにがんばってきたこともあり、その妙案が見つかりません。

年齢?
それが原因だと悲しいなぁ・・・


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4 コメント

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Unknown (あゆ)
2017-10-16 08:02:35
おはようございます。
まずは無事にレースを終えられて良かったです。

もうすっかり先頭集団でレースを楽しんでいて本当に凄いと思います。一応ごく僅かに私もJCRC経験者(^_^;)であるので、あの中でレースをし、勝負に絡むことが出来るのはいかに難しいことかわかっていますので、より尊敬します。
読んでいてある意味普通にロードレースをしていることが羨ましくあります。ヒルクライムだとどうしてもゲーム性はほぼないので。
平均速度が遅かったようですが、その分インターバルがかかっていたのかもしれませんね。また、ごく僅かの脚の消耗の積み重ねが最後に効いてくるあたりは正にロードレースであり、その辺で如何に脚を使わずに済むのかが勝負の差になるのかもしれませんね。
これからも、あの騙し合いのゲームを楽しんで下さい!
Unknown (ぽじ)
2017-10-16 17:05:16
おおー、レースしてますなぁ
いいですね、レース
駆け引きがあるレースが出来るのってちょっと羨ましい

それにしてもパワー値がおかしすぎるやろwww
FTP236Wで平均267W、IFも1.177って・・・
早くFTP再測定をやりなさいw

・・・にしても、群馬CSCって上昇率2%もあるんだ
1,412mって、赤城山HCの1,313mよりも上りながらレース・・・
恐れ入りますm(_ _)m
Re:あゆ様 (take-i)
2017-10-16 21:39:14
ほんと、ケガなくレースを完走できたことが、最大の結果だったと思えます。
実は家を出る時「戻ってくる時は鎖骨は無事かなぁ・・・」なんてことを考えていました。
それにしても、あの体調不良で臨んだ4月よりも平均速度が遅いというのがどうも解せません。
確かに路面状態や掛け合いが続いていて、厳しいレースでしたけど・・・
今回のレースもいろいろと考えさせられるレースでした。
走っている時は足と頭がフル回転で「楽しい~!」なんて感情はないですけど、思い起こすとその瞬間の充実感は何にも代えられません。
次こそ最終局面まで残れるように、しっかりと考えて努力していこうと思います。
Re:ぽじ様 (take-i)
2017-10-16 21:48:38
まず赤城山の時の約束が守れませんでした。ごめんなさい。
そのために必死に努力を積み重ねたつもりだったのですが、自己満足の域を出ていなかったようです。
パワー値ですが、ローラーでいい数字が出るとは思えないのですが・・・
できれば今回のレース結果の数字をFTPにしたいです。
あゆさんとも約束したことですし、今度しっかりと計測してみようと思いますが、あまりいい数字は出ないような気がしていますw
まったく気にしていなかったですけど、赤城山より登っていたんですね。
でも相手がゆっくり登ってくれるなら、赤城山HCよりも楽ですよw
もちろん今回はその逆だったから千切れちゃったんですけどw

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