Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

建機の仕上げとMFH1/12Ferrari126C2の修理

2017-05-28 22:24:08 | その他
The person who hopes for the English version click this, please.

今日も大変良い天気でしたね〜
本日あたりから気温が高くなると予報が出ていましたが風は結構涼しく屋外でも過ごしやすかったですね
畑でニンニクの後を多肥を入れて耕しました。
そろそろ夏野菜を植えたいので準備が忙しくなってきました・・・。

本当はもっと畑の作業を進めたかったのですが、11時ごろからCafeの方が忙しくなってきまして手伝いをしなかればならなくなりました。
終わったのはこんな時間・・・今日はなんて忙しかったのだろう・・・

隣町の米子市にある航空自衛隊の美保基地では航空祭でしてこの日は毎年暇なんですが・・・
昨日の朝から戦闘機が飛んでいまして練習をしていました。
遅くなりましたが今日も制作開始です

机の上に大きな超重量級の建機が鎮座していますので他のものをするわけにもいかないでしょう・・・
これから始めます
一見綺麗に出来ているようなんですが、吹き漏れやラインが歪んでいるところがありますのでその補修から始めました。
気になるところにマスキングテープを貼って補修します。
まるで看板屋さんみたいですね〜
看板屋さんって知っていますか?
昔は自坊車のボディとかに塗料を使って文字を書く看板屋さんという商売がありまして字の間配りとかを微妙に調整しながら書いてゆく名人がいたものです。
その仕事を見ていますと時間のすぎるのがわからないくらいです。
今ならカッティングシートを貼るのですけどね、昔はペンキで書いていましたね。
字画が少ないものは少しだけ大きく、字画が多いものは少し小さくと・・・調整していました
このCATの文字ですがよく見るとCの上の部分がATよりも少し上に出ているのです・・・わかりますか?
まさに看板屋さんの仕事なんですよね・・・これを見て看板屋さんを思い出してしまいました。

文字が直ったら次は外形を直します
マスキングテープを使いますが幅の広いテープを使うと曲がりにくく、曲げたい時には幅の細いテープを使います。

最後に再びマスキングをしてラッカークリアーを塗って仕上げておきます
最後にラッカークリアーを塗ることで艶具合を揃える訳です

ポルシェのボンネットエンブレムはマスキングして補修しましたのでこのままでも問題がないのですが、お客様の希望で表面にクリアーを盛ったようなエンブレムを売っているのでそれを取り付けて欲しいと言われていましたので数日前に注文しておきました・・・が忘れていました。
昨日夕方にメール便で届きました。

中身はこんなものです・・・
1/18のフェラーリF355を作った時に同じものを他のお客様から送っていただきまして使ったことがありましたのでこれだろうと・・・(笑)

傷がつくと嫌なのですでに発泡スチロールの箱に入れて保管していましたので取り出して貼っておきました。
こんな感じで良いのかな?

これでNさんの修理のご依頼品は全て完了ですね
何日かかったんでしょうか・・・思ったよりも時間がかかりましたね。
結構な金額になるかもしれません・・・(笑)
次はいよいよ大物です
MFHの1/12 Ferrari 126C2の修理をいたします
まずは車体の下側にスペーサーを取り付けますこのスペーサーは2mmのプラ板を3枚重ねたものです
この作品には制作された方が作られた8.0mmのスペーサーが同梱されていますがこのスペーサーですとタイヤが浮いてしまうのです。
タイヤが浮いてしまいますとタイヤの自重がサスペンションにかかり続けますからやはり具合が良くないですし見た感じも不自然な気がします
なので6.0mmのスペーサーを作って車体の下に入れてボディを展示ベースに固定しておこうという感じですね
サスペンションの修理の場合車高が決まらないと修理を開始することができないのです。
車体をひっくり返して固定用のビスの位置を決めます
内側の様子はわからないですが何も無さそうな部分にちょと小さめの穴を開けて様子を見ます

取り付け用のビスは今回M4を使いますがM4にはネジのピッチが0.7mmの物と0.75mmの物があります
私のネジの在庫は0.75mmだったので今回はそれを使います
写真のものはボディの下側にネジを切るためのタップです。

展示ベースに穴を開けました
貫通穴のために5.0mmの穴を開けましたネジの間隔は50mmで少し狭いですがこれ以上間隔が広いとシートの下側にネジが出そうですので避けておきました
下の写真は表側ですが裏側はネジの頭を避けるために大きめに掘り込んでおきました

この展示ベースに車体を止めておいて修理をしますがそのままで作業をしますと万が一接着剤が付いたり傷がついたりする可能性がありますから表面に傷防止のシートを貼っておきます
ボニール製の粘着シートですがマスキングテープとしても使えるくらい粘着が弱いので今回はこれを使用しましたが広い面積でこれを貼りますと気泡が入ったりヨレたりして平面が出ない可能性もあります
そんな時のために中性洗剤をほんのわずか入れた水を霧吹きで撒いておいてから水貼りをします
ゴムのヘラで気泡を押し出すように貼ってゆきますと綺麗に貼れますよ

止めネジの穴の部分をカットしておいて作品を止めてみました

この作品をよく観察しますとどうやら問題点が見えてきました
使われている接着剤が瞬間接着剤のようなんです・・・
一般的に瞬間接着剤は衝撃に弱くピンを刺して接着するような場合は比較的強度が出ますし瞬間的に硬化しますから作業は早いですが面同士で接着する場合は強度が弱いことがあります
ですからこんなエッチング板をパネルに貼り付けるという場合は後々問題が出ることがあります。

フロントサスペンの元の部分のカバーもピンを使って瞬間接着剤で取り付けられているようなのですが取り付けるシャーシ側の厚みが薄いので瞬間接着剤ではちょっと強度がなかったのでしょう。
エポキシ系の接着剤で取り付けてマスキングテープで固定しておきました

サイドパネルの材質はレジンです取り付けは太くて浅いピンで位置を決めていますがここも瞬間接着剤なんですね・・・
ここもエポキシ系の接着剤で止めておきます。
硬化までマスキングテープで仮止めしておきます。

バラバラになっていた左サスペンションのアッパーアームとダンパーを取り付けておきました
右側は大丈夫かな?と思って触ってみましたら接着していなかったのか接着剤が外れたのかわかりませんが遊んでいましたので接着し直ししておきました。
外れた部分を接着するだけでなく確認しながら外れていなかった部品も確認しておくのが修理なんです。

リアウイングの下側の部品はサスペンションを固定するための部品でもありますから後ろからスチールブロックで押さえながらハタガネだったかな?木工用の仮止めをする道具なんですが・・・仮固定しておきました。
明日朝までこのままにしておいて完全に接着剤が硬化するまで待ちましょう・・・。


この修理も机の上が一杯になってしまいますから完成するまでこれを進めてゆくことになりますね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。