Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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テールランプ/リアウインカーレンズの原型製作

2018-02-11 20:34:18 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は・・・朝から雪がチラついていましたね。
一昨日くらいの予報では今日は曇りで明日から明後日にかけて雪のマークが付いていたと思うのですが、どうも少し早くなったらしいです。
雪も寒さも嫌いではないのですが・・・いや正確には嫌いじゃなかったと過去形になりますね
体重を落としてから寒さには弱くなった・・・
さらにこの数日先日のミニドックで見つかったピリロリ菌の除去をする為に飲酒をしていないので食べる量が少し減ってしまって体重が少しずつ落ち始めていますので尚更寒さを感じますね。
風邪ひかなきゃ良いけどね〜(笑)
少し前まで食べるのを我慢出来ない人だったけどダイエットしてからはそんなに我慢出来ない事は無くなりました、すぐにお腹が一杯になってしまうんですね。
自分の体と歳に向き合う必要が有りますからね、いつまでも若く無いので暴飲暴食はやめましょう(笑)

さてウインカーの制作を始めましょう
昨日のアクリル製のウインカーですがエンドミルで掘りますと素材がアクリルなので溶けてしまう現象が発生致しました
掘る素材が金属なら溶けてしまう事は無いので加工は出来ますが、いかんせん金属なので透明にはなりませんそこで金属で作っておいてからシリコン型を作って透明な樹脂を流し込んで作ってみようかと思い立ちました。
せっかく1/12スケールなのでレンズの内側のモールドも作れれば最高ですよね。
今回は1/43ではなく1/12なのでそのスケールに有った作り方をしてみましょう・・・まあ自分の勉強にもなりますからね〜。
今日は原型が完成出来たら嬉しいけど・・・

まずは10mmの真鍮の丸棒を旋盤で9.0mmまで細く削っています
そして今度はフライスと割り出し円テーブルを使って内側を掘り込んでゆきます
これがレンズの本体になるのですが見た感じでは少し薄過ぎる感じがしますがこれはこの後の作業が有るのでわざわざ薄めにしておきました
全体のレンズの厚みが3.5mmなので掘り込みは2.7mm程ですが一度に深くするとエンドミルの負担がかかりますので1回に0.5mmずつ掘り込んでいます

次にレンズの内側のレンズカットを何とか作らなければなりません・・・
どんな方法がいいのか考えましたフライスを斜めにして溝を掘ってゆく方法も有りますが無数の溝を綺麗に掘ってゆくのはなかなか難しいしかも透明パーツになりますから出来るだけ綺麗に整列していないと見栄えが良く無いですよね
そこで当方のエッチング板を使ってケガキ針で溝を付けてみました・・・思いっきりアナログです(笑)

拡大しますと気をつけてスジを入れたつもりですがやっぱり多少の問題は出てきますが基本的にエッチングなので一方方向のスジは問題無く綺麗に出ていますから少し助けられますね。
これを使ってみようと思います・・・

どうやって掘り込んだレンスの底にピッタリと納めるかですが・・・
まず綺麗に丸く切らなければなりません
余分な丸棒を準備して先ほどのエッチング板をハンダ付けしまして丸く削ります
勿論掘り込んだテールレンズの内側の寸法にきちんと合わせる必要が有ります

暖めたハンダゴテを当ててハンダを溶かしてエッチング板を分離します

そしてテールレンズの底の部分にハンダ付けします・・・余分なハンダが入りますとせっかく付けたスジが消えてしまいますから最小限のハンダで取付けましょう
ハンダゴテはエッチング板には直接当てずにこのレンズの外の元側(後で使わない部分)に当てて余分なハンダが付いても影響が少ない様に配慮します

実車のレンズはこんな感じです
後側の面は先ほどのエッチングの様な感じ・・・
側面の円周部分は真っすぐなレンズカットがは入っています・・・
これはどうしたものか・・・・考えなければなりませんね〜。

先ほど使ったエッチング板は0.2mmの溝がつけられた物でしたが当方のエッチング板は0.1と0.15そして0.2mmのエッチング板をセットにしていますので一番小さな溝の物を使ってみましょう
3.0mm程の幅で切り出しまして・・・

洋白の丸棒を使ってゴム板の上で丸めます・・・この時にエッチングされている面が内側になる様にしておきます

テールランプの内側の側面に綺麗に収まる様にカットしましてハンダ付けをします
これで内側の側面のモールドが完成です・・・如何ですか?意外と簡単でしょ?

ヨーロッパ仕様のテールランプの中央にはリフレクターが有りますここは違ったモールドにしておきたいので4.0mmのエンドミルで0.3mm程掘り込んでおきました
レンズの原型に見える様になりましたね(笑)

ここまで来たら外形を仕上げます掘り込んだ面はそのままにして突っ切りバイトを使って2段階に掘り込みまして切り離します
ここで2段階にするのは中央部分のリフレクターを少し出っ張らせたいからですね・・・
クロームのリングはキットの物をバフ掛けした物でレンズがきちんと収まるかどうか確認しています
キャストで少し縮む事を想定してピッタリの状態にして有ります。

同様にウインカーの方のレンズも仕上げています
左がウインカーで右がスモールですねこの時に大切なのは上側の角の部分を若干丸めておくと如何にもレンズという感じになります(笑)

当然ながら裏側はこんな感じになっています


明日はこの中央の部分のレンズカットを作ってゆきましょう
ここが実はとても大変だったりするのです・・・まあ雰囲気だけでも再現出来たら良いですね
模型は全体を見てバランスが必要だからなんですね・・・ごく一部分だけを作るならそれは自動車模型ではなくオブジェの世界なのですから・・・。


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