小十郎の日々是雑記

WEBと音楽とその他…日々の雑感

CSS Nite in Sapporo Vol.11 に参加しました

2013年11月11日 | 勉強会/セミナー

 11月9日(土)、CSS Nite in Sapporo Vol.11 実践! スマートフォン対応サイト制作に参加しました。

 札幌で開催されているCSS Niteには毎回参加する様にはしているんだが、イヤ今回は今までで一番「楽しかった」かも知れない。

ひとつには、テーマが今一番旬(?)なスマートフォン対応サイトの制作だったからだろう。
自分自身スマホ・サイトはそんなに数多く手がけてはいないんだが、それでも制作に当たっては悩んだことや困ったことが多かった。
そうした事柄に対する具体的な対策やアドバイスなどが各セッションで述べられていて、非常に参考になったし、またある種のシンパシーを感じた。
 WEBの世界は正に日進月歩…というか、「瞬きしている間に、随分遠くへ来てしまった(誰の言葉だったかは、思い出せませんw)」って感じだよなー。 

 そしてもうひとつは(これが大きいと思うんだけど)、スピーカーの方々の話術というか、プレゼンの上手さ。
ここ数年、自分も仕事の関係でセミナーでスピーカーをやったり、プレゼンをやったりする機会が増えているので、勉強会やセミナーに参加した時は、スピーカーの方々の「話し方」にも注意して聴講しているが、今回は特に素晴らしかったと思う。
入場してタイム・スケジュールを一見した際、正直「ちょっと中弛みしそうなスケジュールだなぁ」と思ったのだけど、始まってみると全然そんなことはなかった。
最近「聞いて役立つ話を作るのはそんなに難しいことじゃない。やろうと思えば誰でも出来る。でもそれらの話を、決められた時間内で、リスナーの興味・関心を最後まで持続させるのは、並大抵のことではない」という気がしているんだが、今回の各セッションを聞いていると、その思いを強くした。ネタの仕込みと同じ、あるいはそれ以上に、プレゼンの手法を修練しないとダメなんだよなーと痛感。自分の様な凡人は特にね。

スマホ・サイト作りのポイントとして感じたこと

 今回のセミナーで感じたこと、または考えを改めねばと思った点を幾つか:

  • 実機での検証は、時間とコストが許す限り最大限に行うべき
  • バグに関しては、「解消法が存在しないもの」や「いろいろやってみても解決しないもの」もある。そういうものもある…ということを認識することがまず大事だし、またそのことをクライアントにも認識してもらうべき。こうしたことは制作段階のみならず、企画・ディレクション段階でも当然考えておくべきことだが、この辺はやはり経験が大きくモノを言うことなのかも知れない。
  • 上記とも関連するが、バグの解消が難しい場合や当初の意図を実現することが難しい場合、実例などを交えながらクライアントにキチンと説明し、納得して貰えるスキルを磨く必要があるのでは
  • 様々なスマホ・サイトを閲覧/チェックし、事例やテクニックのストックを増やしていくことが必要
  • ある意味PCサイト以上に、ユーザー層や利用シーンに配慮すべき

 あと「クライアントの担当者 or 決定権者がスマホを使用している場合、その機種は早い段階で押さえておく」とか、下らないことかも知れないけど、案件をスムーズに進めていく為には必要なことかも…。また見積もり金額の策定は、個人的にはやはり難しいなぁ。今も四苦八苦している感じで、なかなか上手い手法が見つからない。

今後も期待!!

 復活後のCSS Nite in Sapporoって、当初はマーケティング寄りの内容だったが、前々回くらいから制作サイド寄りというか、ディレクター/コーダー/デザイナー・サイドの内容になりつつある様な気がする。今後どういったテーマで展開されていくのかは判らないけれども、これからも期待していきたい。次回も楽しみにしていますよ!!


CSS Nite in Sapporo Vol.9 に参加しました

2013年04月29日 | 勉強会/セミナー

 4月21日(日)、CSS Nite in Sapporo Vol.9 今必要なSEOに参加しました。

 概略的な話からテクニカルな話題まで、昨今のSEOに関する話をいろいろと伺うことが出来、とても有意義なセミナーだった。昨年に日本でもGoogleにパンダアップデートが適用されて以来、従来型のリンクファームの危険性が指摘されるようになる等、SEOについては大きな変化があった。そうした中、「これからのSEOは、どうあるべきなのか?」という、SEOに興味がある or 実務でかかわっている者であれば誰もが知りたいであろう点について、重要な示唆が得られたセミナーだったと思う。

 参加者はWEBデザイナーが比較的少なかった様だが、企業のWEB担がその分多かった様で、全体としては満員御礼といった感じらしく、盛況だった。

 とかくSEOについては「噂」が飛び交う世界というか、「○○をやるとSEO的に有利」とか、逆に「○○をやってしまうとSEO的に不利」といった話が制作者間で、あるいはクライアントをも巻き込んだ形で流布されがちだ。特に怪し気な噂を鵜呑みにしたクライアントは厄介で、時たま「知りあいに聞いたんだけど、○○をやるとヤフーなんかで上位に表示される様になるんでしょ?」等と聞かれることがある。イヤ聞いてくるだけなら良いんだけど、その施策を強要してきたり…なんてこともあったりする。こういう場合、その施策は大抵間違っている(SEO的に効果が無いか、下手するとペナルティを科されるリスクがある様なもの)ことが多いので、そうした場合はきちんと筋道立てて、論理的に説明をする必要がある。こうしたケースに備えるという意味でも、SEOの考え方や施策について…特に「やったらマズい」施策について…は、基本的な部分を押えておくべきだと思う。その意味で今回の様なセミナーは、非常に有益だった。

今更だけど、SEOって重要なのか?

 参加者の構成からも見える様に、SEOについては制作者サイドの一部で否定的 or 無関心な層もある一方、企業のWEB担にとっては非常に重要というか、場合によっては死活的な問題にもなり得る。ヤフーでの検索順位の高低が、評価の大きなポイントになっているWEB担もいると聞くし…。個人的にSEOは、(どんな形でサイトに取り入れるかは別として)今やどんなサイトにおいても欠くべからざるものであると思っている。勿論、まずは何よりも「コンテンツが第一」であり、コンテンツの充実に注力すべきなのは間違いない。しかし「コンテンツさえ充実していれば、サイトの目的は達成できるのか?」というと、無論そんな単純な話ではなく、「充実しているコンテンツを、人目に晒すための努力」もまた必要になってくる。

 例えば世の中にはセンスもあり、技術的にも高いものを持っているアマチュアのミュージシャンやアーチストは、それこそ星の数ほど存在しているが、彼等の全てがプロになれる訳ではないし、それで飯を食っていけるという訳でもない。プロになる、それで飯を食っていこうと考えるなら、「世間に認知される・評価される・エスタブリッシュされる」というプロセスが必須であり、その為に「名前を売る」ということが必要になってくるだろう。本人が特に何もしなくても、何かの偶然や世間の時流などにより、自然と注目を集めてエスタブリッシュされる可能性も勿論あるが、言わば"天佑"に頼るのみでは、少なくともビジネスとしては成立するまい(例としてはちょっとアレだが、X-JAPANはアマチュアの頃からパブリシティにはかなり力を入れており、その結果としてインディ時代にアマチュアとしては前代未聞のレコード売上枚数を達成したとか)。

 そうした意味でSEOは非常に重要だし、その重要性は今後も変わらないだろう。下衆な例え方だけれども婚活に模して言えば、コンテンツが素晴らしく(人間性がすばらしい)、外見もイケてる(デザインやUIも優れている)、そしてビンボーくさくない(例えばサーバー周りやシステム部分などにも、必要十分なコストをかけている)としても、ひとりぼっちで異性との出会いが無ければ、ハッピーエンドを迎えることはできまい。これらの点を押さえた上で、出会いの場を求める…人目につくところでサイトをアピールする…ことが、目的を達成するためには必要であり、その上で大きな意味を持つのが、SEOということになるんじゃないだろうか。

アベノミクスとSEO?

 いわゆるアベノミクスの効果で、今年は景気が上向いてくるとすると、リスティング広告なんかは加熱していき、単価が上昇していくんじゃないかという気がする。特に自動車や不動産などは来年4月の消費税増税を見据えた「駆け込み需要」の喚起で、この1年は特にヒートアップしていきそうに思える。それと共にSEOもまた、ニーズが増大すると共に競争が熾烈化していきそうな気もするが…。


「WEBオペレーターのためのWEBデザイン勉強会Vol.12」に参加しました

2012年08月15日 | 勉強会/セミナー

 ちょっと前のことだけど、8月4日に開催されたWEBオペレーターのためのWEBデザイン勉強会Vol.12に参加した。

 

 この勉強会は@MarlboroLandさんが開催しており、今回で12回目というロングラン。俺は前回初めて参加した。
「WEBデザイン」という、ともすれば抽象的で恣意的なものになりかねないテーマを、理路整然と解りやすく解説してくれる勉強会で、目から鱗というか、WEBデザインについて改めていろいろと考えさせてくれる。

 

 今回はWEBサイトトップページのメイン画像を手で描いてみようがテーマ。
"マインドマップ、ブランドマトリックス、ビジュアル・ブレインダンピングといった手法を用いて、メイン画像で扱うべき事物を絞りこみ、実際の画像作成に反映させる"といった感じの内容で、用意された用紙にリアルに書き込みながら、画像の下絵を作成していった。

 

 説明を受けている段階では、果たして実践でどう生かすのか疑問だった「マインドマップ」などの手法も、実際に手を動かしていろいろと書き込んだりしていくうちに、その有用性をすごく実感した。前回も感じたのだけれど、この勉強会は本当に内容が理解し易く、現役のWEBデザイナーは勿論、「これからWEBデザインを学びたい」という人にも最適な勉強会なのではと思う。初学者にはハローワークの「WEBデザイン講座」みたいなのに通うのよりも、この勉強会で学んだ方がいろいろと解りやすいし、より実戦的な内容を学べるんじゃないだろうか。

 

 しかし参加者が今回は5人(途中1名が飛び入りで参加したけど)と、少なめだったのが本当に残念。前回は18人と盛況だったのに…。
SaCSSも去年はAtendが立つとすぐに定員(70名)に達する勢いだったのに、最近はそこまで参加者が多くはない様子。
CSS Nite in SAPPOROが定期開催される様になったことが、微妙に影響しているんだろうか?