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今週の銅相場<8月第 1 週>(テクニカル)

2017年07月31日 | 社会・経済

    15年の6448ドル試す

 ロンドン金属取引所(LME)の現物相場は、中長期的な上値抵抗線である2015年5月のトン6448ドルを試すことになる。最大消費国である中国の景気が底堅い中、鉱山でストが重なるなど、銅には供給不安が生じている。節目6000ドルを上抜けたことで、テクニカル面の地合いもしっかり。

    

7月第4週のLME現物セツルメント(前場売値)は、約2年2カ月ぶりの高値水準へと大幅上伸した。上値めどの一つだった2016年11月の5935・5ドルを7月3週に突破した勢いで、4週には今年2月の高値6145ドルも上抜けた。

下落リスクが少ないとみた向きが銅に買いを入れ、上昇基調の継続を狙ったとみられる。米株など他のリスク資産が、緩やかな右肩上がりを持続していることが背景にある。投資家の先行き不安感を示すVIX指数は、一時9%を下回り過去最低水準にまで低下した。6000ドル台に乗せた後も、銅は売り手側の抵抗が小さかった。

別掲チャートのローソク足を見れば、トランプラリーが始まった昨年11月2週以来の大陽線を付けるなど、テクニカル面が好転している。目先2月に跳ね返された、上値抵抗線である15年5月の6448ドルを突破できるかが焦点になる。同水準付近では利益確定売りも意識され始めているが、いくつかの強材料から下値は限定的とみられる。

中国が銅スクラップの輸入規制を強める動きにより、精錬銅の輸入が増えるとの思惑が浮上している。上海先物取引所(SFHE)の銅先物は急騰。ドル換算で約5カ月ぶりの高値まで買われた。SFHE高を好感し、LMEの銅も追随高した。

4-6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6・9%増と、中国経済は底堅く推移している。ドルの総合的な価値を示すドルインデックスは約1年2カ月ぶりの低水準と、ドル安の進行は銅の下支え。チリやインドネシアといった生産国ではストが重なっている。

=7/31 日刊産業

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