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LMEニッケル在庫、2年ぶりの低水準・36万トン際

2016年10月17日 | 社会・経済

LME(ロンドン金属取引所)ニッケル在庫が14年10月以来、およそ2年ぶりの水準となる36万トン際まで減少している。直近ピークである1月の45万2千トン強から9カ月間で約2割(約9万2千トン)減少した。ニッケル需要が堅調に推移する一方、鉱石不足などで中国の含ニッケル銑鉄(NPI)生産が減少していることなどが要因とみられる。 

 現地12日のLME指定倉庫のニッケル在庫は、前日比444トン減の36万96トンと3営業日連続で減少した。ニッケル在庫は11年11月の8万3千トン台を底に、増加基調となり、15年6月には過去最高となる47万トン台まで増加。今年に入ってからは1月の45万2700トンをピークに減少傾向が続いている。
 国際ニッケル研究会(INSG)が4月にまとめたニッケル需給予測によると、今年の需給バランスは4万9千トンの供給不足と6年ぶりの供給不足に転じる見通し。インドネシアの未加工鉱石の輸出禁止措置で鉱石不足となっている中国のNPI生産が大幅な減産になると見込まれている。
 一方、現地13日のLMEニッケル価格は、前場終値(セツルメント価格)で現物価格がポンド当たり4・72ドル(トン当たり1万415ドル)、3カ月先物価格が同4・74ドル(同1万455ドル)。中国経済に対する懸念が根強いものの、フィリピンで環境基準に満たない鉱山の操業を停止する動きがあることなどから底堅く推移している。

=10/17 日刊鉄鋼

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