銅相場情報kozuka

~銅相場に関する情報をピックアップ ~

今週の銅相場<5月第 3 週>(テクニカル)

2017年05月15日 | 社会・経済

    5500ドル付近の攻防

ロンドン金属取引所(LME)の現物相場は、トン5500ドル付近での攻防が予想される。上値のめどは、26週移動平均線(11日時点で5725ドル)や13週移動平均線(同5753ドル)といった抵抗線になる。下値のめどとしては、昨年11月から始まった「トランプラリー」以降の安値である5426ドルが意識されそうだ。

     

現在の銅は、2月に付けた年初来高値6145ドルを起点に右肩下がり。わずか1週間で5032ドルから5900ドルヘと急騰した昨年11月2週の上げ幅を縮小しつつある。昨年秋から下値抵抗線として意識されていた13週移動平均線と26週移動平均線を、今年4月に入りことごとく割り込んできた。直近の下値めどになりそうな5426ドルは、昨年11月3週と12月3週でともに下げ止まった安値になる。

非鉄金属を取り巻く環境は良くない。仏大統領選挙を終え目先のイベントリスクが後退したとみた金融市場では、株やドルなどに再び資金が流入し始めた。一方、投資家心理の悪化とともに、商品市場からは資金が引き揚げられやすくなっているもよう。原油が昨年11月以来の安値水準に沈んだことで、国際商品の総合的な値動きを示すロイター・コアコモディティーCRB指数が180を下回るなど、節目を割り込んだことが影響している。

買われ過ぎ売られ過ぎを示すテクニカル指標の一つ相対力指数(RSI)を見ると、銅は11日時点で40。売られ過ぎの目安である30以下に少しずつ近づきつつはある。ただ、下値めどである5426ドルや、下値抵抗線である2015年1月の5390・5ドルを割り込めば売りが加速するとの懸念はくすぶる。現状では積極的な買いが入りづらい。

実需勢の買いも単発的なものにとどまっている。最大消費国である中国の景気懸念が重しとみられる。上海総合指数は約7カ月ぶりの安値水準を付け、鉄系の商品相場は弱地合い。4月貿易統計では輸出と輸入ともに予想以上に伸びが鈍化するなど、経済指標にも悪化が見られる。

=5/15 日刊産業

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 〔NY非鉄〕 銅、続伸(1... | トップ | 企業、中国景気に懸念~今期... »

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL