銅相場情報kozuka

~銅相場に関する情報をピックアップ ~

非鉄金属、内外で全面高~ドル建てに割安感 買い集中

2017年03月21日 | 社会・経済

非鉄金属の価格が内外で全面高となった。銅は終値で2週間ぶりに1トン5900ドル台に乗せたほか、亜鉛やアルミも軒並み上昇した。米国の利上げペースが加速しないとの見方が広がりドルの先高観が後退。ドル建てで取引される非鉄金属の割安感が強まり買いが集まった。新興国の需要が堅調なほか、供給減観測が強まっているのも下支え要因となっている。

 指標となるロンドン金属取引所(LME)の3カ月先物の銅の16日終値は1トン5909ドルと前日比約1%上昇。直近底値だった1月からの上げ幅は7%に達した。亜鉛も同2829ドルと12%上昇。アルミも同1900ドルと直近安値の14日から2%上昇している。

 日本時間17日夕の時間外取引では銅は5920ドル、亜鉛は2870ドル、アルミは1910ドル前後で推移している。

 上昇の背景にはドルの先高観の後退がある。米連邦準備理事会(FRB)による利上げペースが加速しないとの見方が市場で広がった。オランダの下院選挙で与党が勝利し、ユーロが買われドルが売られたのも影響した。

 非鉄金属の世界需要は堅調。東南アジアなど新興国ではインフラ投資が拡大し「電線や建材などの需要が増加している」(アルミ製錬大手)。米国のトランプ大統領も大規模インフラ投資を実施する公約を打ち出しており、今後も安定的に伸びるとの見方が多い。

 需要が堅調な半面、供給減観測が強まっているのも相場を下支えしている。銅は主要産地であるチリやペルーでストライキが相次ぎ発生。亜鉛も2015年から大型鉱山の閉鎖や操業停止が相次いだ。アルミも最大生産国の中国で減産がささやかれている。市場では「しばらくは高値圏で安定して推移する」(住友商事グローバルリサーチの本間隆行経済部長)との見方が広がっている。

 国際相場高を受けて国内取引価格も上昇している。銅地金の卸価格(商社出し値、置き場渡し)は現在1トン69万7000円前後と前週末に比べ2%上昇。亜鉛では三井金属が17日、建値を6000円引き上げ1トン36万7000円とした。

 伸銅品など非鉄加工品の国内需要は自動車や住宅設備機器向けを中心に好調だ。「今後も東京五輪に向けての設備投資など、需要の伸びが期待できる」(日本伸銅協会)との声も多い。

=3/17 日経web

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 今週の銅相場<3月第 4 週>... | トップ | 異素材組み合わせ軽く強く ... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL