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非鉄製錬、6社が経常増益

2017年05月17日 | 社会・経済

■前3月期、減損反動や亜鉛高など寄与

■非製錬も増販

■今期予想は慎重色濃く

国内非鉄製錬大手8社の2017年3月期連結決算は、6社が前期比経常増益で改善傾向を鮮明にした。銅価下落や円高が重しになったものの、前期に資源開発関連の減損損失が相次いだ反動、亜鉛・鉛の国際価格上昇、非製錬事業の増販などが、それぞれに寄与した。今期予想は日本会計基準の7社中3社が経常増益、国際会計基準のJXTGホールディングス金属事業が営業増益とした。

   

銅系大手3社では、非製錬分野の超硬製品や電子材料の振るわなかった三菱マテリアルが経常減益。銅製錬・銅加工の金属事業も、円高や銅・硫酸の市況下落に利益を抑えられた。JXTGHD金属事業は銅資源開発が2期連続の経常赤字200億円超で苦戦したが、銅製錬で韓国の関係会社に係る一過性の損失が解消された。住友金属鉱山は2期連続でチリ銅鉱山開発に係る減損損失を計上し、製錬事業、材料事業の増益が打ち消された。

亜鉛・鉛系大手3社はいずれも経常増益。円高と買鉱条件悪化で製錬のドル建て加工収入は目減りしたが、金属相場の上昇が増益要因になった。三井金属は電解銅箔など非製錬分野の増販、チリの銅鉱山開発に係る減損損失からの反動も、損益改善に寄与した。DOWAホールディングスは伸銅品の好調が電子材料の減益に一部打ち消された。東邦亜鉛は製錬事業の在庫評価益、豪州の資源事業の黒字化が寄与した。

今期業績予想は、資源事業の損益改善を期するJX金属、住友鉱を除き、総じて慎重色が濃い。各社とも予算前提となる金属価格、為替を堅く見積もったほか、亜鉛製錬事業では鉱石需給タイト化による買鉱条件の大幅悪化、エネルギーコストの上昇などが響く見通し。対照的に非製錬分野では自動車、スマートフォン関連の増販基調が目先続きそうだ。

=5/17 日刊産業

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