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銅スクラップ:4~6月長契、価格条件が悪化~数量は据え置き

2017年03月30日 | 社会・経済

伸銅、製錬メーカーが原料問屋と結ぶ2017年4~6月期の長期購入契約(長契)交渉は、1~3月期から価格条件が悪化しそうだ。数量はおおむね据え置きになる見込み。メーカー各社の生産量は堅調だが、原料需給にはいまだ余剰感が残る。

関東の大手板条メーカーは今月上旬、1号銅線、銅ナゲット、上銅の長契の価格条件をキロ1円引き下げることを通達した。問屋は「(メーカー担当者から)原料は十分手当てできている。高い物は要らない、と言われた」(埼玉の直納問屋)と肩を落とす。ほかの複数の板条メーカーも数円の下げで伝えている。

数量はおおむね据え置きだが、価格さえ折り合えば数量の増量に応じるメーカーもある。郊外の大手問屋中心に1号銅線や上銅の納入量を前期から1割程度増やした問屋が見られる。ただ、ある板条メーカーは炉が不調なため、価格条件は据え置き、数量を1~2割縮小した。

銅箔メーカーも1号銅線、銅ナゲットの価格条件を引き下げた。ただ、こちらも納入枠の拡大には応じており、銅ナゲットの納入枠を拡げた問屋が見られる。

黄銅棒メーカーは、大手各社が前期から黄銅削り粉、並銅の長契の価格条件を2~3円引き下げ、数量の据え置きを提示した。黄銅棒は前年同月を上回る生産量が足元で続いているため、「なぜ製品需要が好調にもかかわらず、原料のコストカットを求められなければならないのか」と、反発する問屋も多く、黄銅棒メーカーとの長契交渉はまだ完全な決着が見られない。

製錬メーカーは、価格条件、数量ともにおおむね据え置いた。ただ、納入枠の大きい一部問屋や商社は、2円ほど価格条件の切り下げがあった。「中国で銅スクラップの需要が落ちていることで、商社が海外材を手当てしやすくなっている。商社からの売り込みが非常に多い」(関東のメーカー筋)ことなどから、国内原料を積極的に集荷する必要性がないもようだ。

=3/30 日刊産業

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