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中国の携帯端末回収率:2%未満、10億台滞留

2017年04月18日 | 社会・経済

【上海時事】

世界最大のスマートフォン市場に成長した中国で、スマホのリサイクルの問題が関心を集めている。欧米で30~40%に達する正規回収比率は、中国では2%に満たず、資源浪費や環境汚染に対する懸念が広がっている。

中国情報通信研究院によると、2016年の国内携帯端末出荷台数は5億6000万台。業界予想では今後数年、年4億~5億台のペースで買い替えが進む見通し。すでに国内で滞留する使用済み端末は約10億台に達するという。

一方、15年度消費電子産業サービス青書によると、プライバシー漏えいに対する懸念から、端末を交換する利用者の65・4%は、廃端末をリサイクルに出さずに手元保管を選択したという。

清華大学リサイクル経済研究センターの温宗国主任によると、回収された廃端末のうち正規のリサイクル業者に向かうのはごくわずかで、大半は広東省深川市などで再販売されるか、違法な解体業者に回収されるという。

一部のスマホには鉛や水銀などを含む揮発性溶剤が使われ、不当に処理されると、有害物質が土壌や水質など、環境を汚染する恐れがある。また、専門家によると、古くなった電池を長期間放置すると火災を引き起こす危険もある。

一方で、廃端末は大量の貴金属を含む「都市鉱山」に変身する可能性も秘めている。米アップルが16年に発表した「環境責任報告」によると、同社は15年、4万トンの廃端末から2万8000トンのリサイクル材料を回収した。

うち金は約1トン、白金は約3トンを回収し、評価額は4000万ドルに上ったという。

同紙によると、廃端末のリサイクルが進まない原因として「プライバシーの保護」「正規の回収業者が見つかりにくい」「正規の業者が提示できる回収価格が低い」といった問題が挙げられる。

中国では14年に「廃棄家電電子産品処理目録」が公表され、16年3月から施行されているが、細則の公表が遅れている。現在、109の正規リサイクル業者が廃端末の回収を進めているが、補助金の詳細など、細則の内容が分からず、回収した端末の分解を見送っている。

=4/18 日刊産業

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