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検証2016/銅スクラップ相場−総じて低調、年末上昇

2016年12月07日 | 社会・経済

2016年の銅・黄銅系リサイクル原料相場は総じて低調な推移ながら、年末にかけて上昇する動きとなった。年初は中国経済への不安や原油安を背景に金融市場に動揺が広がり、株式などのリスク資産が下落した。世界最大の非鉄金属消費国である中国の経済減速への懸念から、国際銅価も下落。非鉄金属の国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の銅地金相場はリスク回避の動きからトン当たり4400ドルを下回り低調に推移した。

   

銅リサイクル原料の価格指標となる国内電気銅建値は1月中旬、トン当たり55万円と、6年半ぶりの安値に落ち込んだ。原料の実勢価格は1号銅線がキログラム当たり470―480円どころ、1号新黄銅(セパ)が同330―340円どころと低迷した。その後、3、4月と持ち直したものの、夏場には再び軟化。

電気銅建値は8月下旬、円高や海外銅市況低迷を背景に同51万円まで下げ、年初来安値を更新。09年7月以来、7年ぶりの安値水準まで落ち込んだ。

9月に入り反発したものの、回収業者などは銅建値が高い時に仕入れた原料在庫を抱えており、問屋への持ち込みは低調だった。

11月は同建値は、月初から月末までにトン当たり17万円と大幅に上昇。銅リサイクル原料相場は1号銅線がキログラム当たり585―595円どころ、セパが同470―480円どころまで持ち直した。

中国、米国の経済指標の堅調や、トランプ次期米大統領による大型減税や、インフラへの積極的な投資への期待から国際銅価は堅調に推移。

トランプ氏は、10年間で1兆ドルにも及ぶ巨額インフラ投資を柱とした景気刺激策を打ち出しており、非鉄金属需要の増加観測につながっている。発生薄による供給懸念も銅リサイクル原料の強材料だ。ただ今後の相場は、国際銅価や外国為替など金融要因により乱高下する可能性が高い。

=12/7 日刊工業

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