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LME銅:年初来高値を更新~需要好調も供給不安

2017年07月27日 | 社会・経済

ロンドン金属取引所(LME)の銅は、前場売値(セツルメント)で年初来高値を更新した。共産党大会を秋に控え中国の景気対策が続くのでは、との観測が銅需要を支える。一方、チリやインドネシアといった生産国でストが重なっていることは、供給不安につながっている。節目トン6000ドルを突破したことで、テクニカル面の地合いもしっかり。ドル安も支援材料に、当面の銅は底堅く推移する可能性がある。

現地25日のセツルメントは6150ドルに値を伸ばし、これまでの年初来高値だった2月の6145ドルを上回った。その下にある上値めどだった2016年11月の5935・5ドルを7月第3週始めに突破したことで、銅はテクニカル面から追随買いを呼び込みやすい状況にあった。

夏季休暇入りとともに「徐々に市場関係者は少なくなっている」(商社筋)という。ある程度まとまった量のポジションが取られれれば、値は一方向に振れやすい。今週に入ると、買い優勢の銅は6000ドルちょうどに乗せ、3月1日以来となる節目を回復した。

2月に瞬間的な高値にとどまった6000ドル台を、直近でサポートできるかが注目される。ストとともに再び供給懸念がくすぶっていることは、2月ころと同様に銅相場を支えそうだ。

チリ産銅大手アントファガスタ・ミネラルズは、ザルディバル銅山の賃金をめぐる交渉がまとまっていないもよう。米鉱業大手フリーポート・マクモランのインドネシア子会社が操業するグラスベルグ銅山では、ストが4カ月目に突入する見通し。

銅をめぐる環境は悪くない。「インフラ投資が景気を支えそう」(野村証券経済調査部の大越龍文シニアエコノミスト)との見方などから、中国の商品市況は値を戻している。上海先物取引所(SHFE)の銅在庫は21日時点で17万2774トンと、1月以来の低水準にある。商品を代表する原油は、いったん底値を付け上昇反転した。

一段高を目指すのであれば、上値のめどは15年5月の6448ドルになりそうだ。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の芥田知至主任研究員は「当面は6000ドル付近で底堅いのではないか」と指摘する。

=7/27 日刊産業

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