銅相場情報kozuka

~銅相場に関する情報をピックアップ ~

<中国動向と非鉄金属市場>銅価動向のポイント

2017年05月12日 | 社会・経済

メーデー明けの銅価格はロンドン在庫の急増に伴う価格の下落からスタートした。ロンドン価格は2日のトンあたり5746・5ドルから、8日には5466ドルまで急落した。南米の銅鉱山でのストライキやインドネシア・フィリピンの政策も方向が見えはじめている。

4月末から、銅の供給動向のニュースも市場を賑わせてきた。生産能力の回復により、ザンビアは再びアフリカでトップの産銅国の地位につくことができると語られている。メキシコでは2月の銅生産量が発表され、前年同月比13・3%増加したと報じられた。コンゴ民主共和国では、第1四半期の銅生産量が前年同期比20%増加したとも報道されている。

さらに2016年報の出そろった中国では、上場12銅製錬企業について、16年精練銅生産量は532万3000トンであったと報じられている。同国が推進してきた「供給側改革」に関しては、銅製錬主要企業は一致して同意し、16年で精銅生産量の35万トン減少措置をとった。ただ、実際に減産措置を行ったのは数社のみで、プラントの新規稼働などに伴い16年の電解銅生産量はかえって増加したと見られている。

同国では17年も多くの企業で生産の拡大が続き、新規増加生産量は計画で前年比5・48%増の29万1600トンと報じられている。

一方で、豪BHPビリトンが4月末に17年の銅生産量見通しを18%下方修正、米フリーポートマクモランも17年の販売量の減少を打ち出している。その他、カナダのテック・リソーシズは第1四半期の銅生産量を22%減少させ、英リオティントも生産量目標の下方修正を発表している。

「第1四半期の主題は供給の中断であったが、第2四半期の注目点は需要にあり、それも中国の需要だ」との意見もある。中国のアナリスト筋では、川下の需要増にも限界が見られることから、需給の引き締まりはないとする見方だ。

また、ストライキやドルの動向が主要因とする見方も同じ中国国内で根強い。さらに米国の税制改革動向や中国の不動産建設政策の一段のレベルアップによる銅需要期待なども今後の要素として挙げられている。

一方、中国では3月に陝西省西安市の地下鉄三号線に納入された電線ケーブルで発生した品質不良事件が、全国各地の電線ケーブルメーカーに対する品質管理状況検査を続々と引き起こしているとして、その影響を懸念する声もある。

=5/11 日刊工業

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« グローバルメタルシンコウ、... | トップ | 東京の銅スクラップ相場続伸−... »

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL