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「梅雨」迎えた中国の住宅市場 債務問題に追い打ち

2017年05月19日 | 社会・経済

中国南部は「梅雨」を迎えている。梅雨は果実を実らせるが、深刻な洪水も引き起こす。今年の春は、鉄鉱石や銅などコモディティー相場を支えてきた住宅市場も水浸しになっているようだ。中国の住宅市場は国内総生産(GDP)の4分の1近くを占め、経済にとって重要な役割を果たしている。

 中国では4月、沿岸部の主要都市の住宅市場で価格上昇ペースが1月以降で初めて鈍化した。

 この2カ月、中国の住宅市場は驚くほどの活況を呈した。当局が資金流出を抑える取り組みを強化したため、国内に資金が滞留。それが2月と3月に住宅価格を大きく押し上げた。

 北京や上海など沿岸部の都市では投機的な動きで住宅価格が急上昇したが、ここにきて市場は勢いを失っている。主要都市(ティア1都市)の住宅価格は4月の上昇率が前月比0.3%と、3月の半分にとどまった。

 それ以上に憂慮すべき問題は、2016年に爆発的な伸びを示して住宅市場を支えてきた消費者の債務がロールオーバーされる兆しが現れていることだ。キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、ジュリアン・エバンスプリチャード氏によると、家計向けの中・長期融資はこの1年半に大幅に拡大したが、4月は2カ月連続で鈍化した。4月は他の経済指標も低調だった。小売売上高は10.7%増とペースがやや減速し、自動車と携帯電話の生産も勢いを失った。

 それでも4月の住宅価格は市場の6割近くを占める中小都市で上昇ペースが引き続き加速し、短期的には建設活動と鉄鋼需要を支える見通しだ。鉱工業生産全体の伸びは鈍化したものの、鉄鋼とセメントの生産ペースは加速した。

 とはいえ、主要都市の住宅価格は今後も鈍化が続きそうだ。これが中国の商品需要と経済成長をけん引している内陸部の都市まで広がれば、商品相場が下落し、鉱工業部門の債務問題が深刻化しかねない。

=5/18 WSJ

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