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中国:銅スクラップ、19年国内発生が輸入超え

2016年10月14日 | 社会・経済

中国の銅スクラップ使用量に占める自国内発生の割合が、数年以内に輸入量を上回る可能性がある。日本メタル経済研究所が11日開催した中国セミナーで、中国の市場調査機関大手・北京安泰科情報開発の何笑輝高級研究員が、国内発生の増加に伴い19年には逆転するとの見方を示した。何氏は中国の銅加工業の厳しい事業環境や、銅需要自体は電力関連を中心に今後も伸びるとの見通しなども語った。

中国で銅地金の原料などに使用される銅スクラップは現状、大半を輸入で賄っている。しかし、輸入量は2011~13年の180万~190万トンがピークで、15年以降は160万トンレベルでほぼ横ばいするとの見通しを立てる。

一方で、急速な経済発展を遂げた中国では今後、スクラップの発生量が本格的に増えていくと考えられる。国内発生量は16年に100万トンを突破し、20年には180万トンを超えると予測している。

また、00年代前半には銅スクラップをそのまま使う「直接利用」比率が50%を超えていたが、直近は7割程度が精製などしてから使う「間接利用」になっている。スクラップの低品位化によるもので、20年には80%程度が間接利用になるだろうとの見通しを示した。

何氏は中国の銅加工産業についても説明し、大企業は堅調に推移しているが中小企業は厳しい経営環境に置かれ、事業撤退の動きもあると話した。品質面で日本やドイツの企業に後れを取っているため価格で勝負していることをその要因に挙げ、「競争力のない企業が溜汰されることは健全な業界発展につながる」との考えも述べた。

需要分野別の需要展望では、引き続き都市部などの電力網投資が「最大のエンジン」と断言。超高圧の長距離送電網はアルミ化の流れもあるとした。また、水道管は現在の樹脂から銅管への置き換えが推奨されており、電気自動車などとともに今後の需要増加が期待できるとした。

=10/13 日刊産業

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