銅相場情報kozuka

~銅相場に関する情報をピックアップ ~

韓国:黄銅棒輸出4分の1に、大手の操業停止で

2016年10月17日 | 社会・経済

韓国の黄銅棒輸出が急減している。韓国関税庁がこのほど発表した貿易統計によると、9月輸出量は4カ月連続で前月を大幅に下回り、1185トンに落ち込んだ。最大手メーカー・大昌の操業停止が原因で、停止前と比べると約4分の1の水準。最大輸出先の中国市場では転注が発生しており、復旧まで長引けばアジア圏の黄銅棒の商流が大きく変わる可能性がある。

韓国はガス・水栓金具の材料となる黄銅棒の大手輸出国で、月産1万トン級の生産能力を有する大昌が輸出でも圧倒的なシェアを占める。同社は7月ごろから、労使交渉が難航して操業率が低下していたが、8月初めに死亡事故が発生して操業を全面停止させている。

    

そのため、韓国の黄銅棒輸出は7月に約7年ぶりの3000トン割れとなった上に、事故後の8月は1599トン、9月は1185トンと、減少に歯止めがかからない状態だ。数量面では、日本の過去1年間の輸出量の月平均1772トンを下回る。9月韓国輸出の主な内訳は中国197トン、米国183トン、タイ186トン。中でも中国向けは10分の1程度に絞られている。

韓国はリーマン危機前から年間5万トン以上の黄銅棒輸出を行っており、その輸出量は長期契約で取り決められ、数量は一定していた。その安定供給力が強みとなってユーザーは増え、2009~14年は5年連続で輸出が拡大し、ピーク時には月間6000トンを超えたこともあった。

15年以降は米国向けの輸出が減少したこともあって平均4000トン台半ばに下がったが、高い水準を維持していた。減少前の1年間の輸出比率は、香港を含む中国市場向けが47%と半分近く占めており、その中国国内の韓国材ユーザーは調達先の変更を余儀なくされている。

=10/17 日刊産業

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« フィリピン:上期の金属鉱物... | トップ | 亜鉛価格2500ドルまで上昇も... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL