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銅スクラップ直納筋、閉塞感強まる~薄口銭、資金繰りに苦慮

2017年01月25日 | 社会・経済

市中発生の低迷やメーカーの買い気薄が長期化し、関西地区の銅スクラップ直納問屋の間で閉塞感がさらに強まっている。大手問屋筋は「薄口銭なまま。昨年末の建値急伸で雰囲気は良くなったが現実はまだ厳しい」と話す。

市中では、製品販売の不振からスポット取引に応じる伸銅・電線メーカーといった銅スクラップユーザーがおらず、山行きなどを除いて直納問屋が長契以外で口銭を得る術はなく、現金化が容易だった仲間売りも同業者が同じ状況を強いられているため成立し難い状態が続いている。

特に、銅建値が長期低迷していた昨秋までに長契数量を減量した扱い筋は収益の確保に苦戦しており、関係筋は「固定費の捻出がやっとといったところではないか」と話す。

直納問屋の足元の唯一の売り先である長契だが、納品後にメーカーから現金が振り込まれるのは1カ月以上先。一方、集荷業者や解体業者からのスクラップの持ち込みは少量ながらも定期的にあり、決済は現金が基本のためキャッシュフローが悪化している扱い筋も多い。

銅建値が昨年に比べて高いこともあり、持ち込み業者は直納問屋に対して高値での購入を期待するが、入荷量を制限したい直納問屋側は買値を低めに設定しており、折り合いがつかないケースも散見される。

直納問屋は「一見なら突っぱねられるが、顔見知りなら今後の付き合いも考えて多少高値を出さざるを得ない。買ったところで売れないのは分かっているが直納問屋の役目と割り切るしかない」と語る。

今後は伸銅・電線メーカーが決算期に入るため、スクラップ需要が増える見通しも薄く、問屋筋にとっては長い冬となりそうだ。

=1/25 日刊産業

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