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亜鉛価格2500ドルまで上昇も、鉱石「非常に逼迫した状態」と三井金属

2016年10月17日 | 社会・経済
鉱石不足から10-12月に中国の亜鉛地金減産加速へ
グレンコアの亜鉛鉱山の減産解除の時期が最大の注目点

国内亜鉛地金生産最大手、三井金属の斎藤修営業統括部長は13日、ブルームバーグとのインタビューで亜鉛鉱石の供給が世界的に不足しており、需給の逼迫(ひっぱく)を背景に今後半年で亜鉛価格は1割程度上昇する可能性があるとの見方を示した。

 斎藤氏は「亜鉛鉱石の世界需給はこの1年で非常に逼迫した状態になった」と述べ、原料鉱石の不足から「10-12月期に亜鉛地金の供給不足は加速する」と指摘。その上で、ロンドン金属取引所(LME)の亜鉛価格は、2016年度下期(10-3月)に足元の価格から約1割高い1トン当たり2500ドルを上値とみていると述べた。

   

需給の逼迫を招いた背景には亜鉛鉱石生産で世界最大手のスイスの資源会社グレンコアが昨年10月、市況低迷から地金換算で年50万トンの鉱石の減産実施を発表したことに加え、豪州やアイルランドの大型鉱山が資源枯渇によって相次いで閉鎖したことがある。これらを合わせて、15年の世界全体の亜鉛鉱石の生産量の7%に相当する年100万トンの供給量が減少すると予測。「1年間では過去に例のない規模の減産」となる。

 鉱石が不足する中、世界の亜鉛地金生産の約半分を占める中国では鉱石在庫を取り崩して対応しているというが、斎藤氏は年末には底をつくとみている。国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)は1-7月の世界の亜鉛地金の需給バランスは17万4000トンの供給不足だったと発表。三井金属は、中国での亜鉛地金の減産によって年間では供給不足幅が44万トンにまで拡大するとの年初の見通しを維持している。

 亜鉛価格については16年度下期の平均は1トン当たり2300ドル、下値2100ドルと予測。17年度の平均価格は2400ドルで、高値2600ドル、下値2200ドルとした。

 亜鉛価格は1年前と比べて主要金属の中では最大となる3割上昇。価格上昇を受けてグレンコアの減産解除の時期が市場関係者の最大の注目点になっているという。17年1-3月までは減産を解除しないとの見方が多いというが、仮に解除したとしても世界需給が供給不足である状態に変わりはないことから、「亜鉛価格は2100ドル程度は維持できる」との見方を示した。

=10/17 bloomberg

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