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東京の銅スクラップ反落−銅価乱高下、様子見強まる

2017年06月20日 | 社会・経済

東京地区の銅・黄銅系リサイクル原料相場は反落した。足元の実勢価格は1号銅線がキログラム当たり530―540円どころ、1号新黄銅(セパ)が同440―450円どころで、先週に比べそれぞれキログラム当たり10円、5円程安い。「銅価は乱高下しつつも方向感がつかめず、先行きが読みにくい」(都内の原料問屋)と扱い筋の様子見姿勢が強まっている。

価格指標となる電気銅建値は15日、為替の円高進行や海外銅相場の下落などを背景にトン当たり1万円下げの同66万円に改定された。建値は6日に1万円下げの66万円に下落した後、9日に67万円に反発、15日に再び反落するなど乱高下している。ただ、このところトン当たり66万―68万円の狭いレンジ内の動きに終始しており、荷動きの活性化には結びついていない。

海外銅相場も動意に乏しい展開。チリ銅鉱山の供給懸念が相場を支える一方、最大の需要国である中国の景気減速懸念や原油安、北朝鮮、中東情勢などの地政学リスクなどが上値を押さえている。

16日の非鉄先物市場はロンドン、ニューヨーク市場とも銅地金相場が下落した。国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の銅地金の3カ月先物価格は前営業日比54ドル安のトン当たり5663ドルで取引を終了。

16日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅先物相場も下落。中心限月の7月ぎりは前日から0・15セント安のポンド当たり256・40セントと下落した。

米追加利上げと為替のドル高進行が圧迫している。米国の消費関連などの経済指標低下も押し下げ要因。

銅・黄銅系リサイクル原料市況は荷動きが鈍い展開が続いている。伸銅品などメーカーの生産は旺盛なものの、原料購買意欲は低調。スポット(随時契約)調達はほとんど見られず定期枠での購入にとどまっている。メーカーのリターン材使用の比率が高いことも市中の荷動きの低迷につながっている。市中の品薄は深刻化しているものの、需要も鈍いことから需給にタイト感は乏しい。

=6/20 日刊工業

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