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<素材産業トップに聞く>DOWAHD社長・山田政雄氏「海外亜鉛鉱山、FS良好」

2017年02月24日 | 社会・経済

―2017年の事業環境は。

「昨年の米大統領選挙後に為替が事前予想の円高と真逆に動いたことを考えると、事業環境の変化をとらえるのは難しい。今の円安基調は原燃料安が落ち着くものの、非鉄業界には為替差益の増加などメリットが大きい。1ドル=115円程度が続けば居心地はよい」

―亜鉛の需給動向をどう見ますか。

「海外鉱山の閉鎖や欧州非鉄大手の減産などが大きく影響し、供給は引き締まった状態が続くだろう。需要は最大需要家の中国の建築市場などの動き次第だが、底堅く推移するのではないか。価格も大きく下げる局面は考えられない」

―リサイクル製錬に力を入れています。

「小坂製錬(秋田県小坂町)や秋田製錬(秋田市)を整備し、足元から強い事業にする。目下、小坂製錬でスズ回収率の向上に取り組んでいる。廃基板や亜鉛製錬の残さから多くスズを回収し、収益の底上げにつなげる」

―メキシコ亜鉛・銀鉱山「ロス・ガトス」開発計画の事業化調査(FS)が終わりました。感触は。

「鉱石の出具合も想定通りで、好感触を得ている。最終判断はまだだが、2―3年内には商業生産に入れると考えている。採掘設備も必要なので、調査も始める。当社はメキシコでティサパ鉱山の権益を持ち、年間約20億円の持分法投資利益を上げるが、これに匹敵する事業になるのではないか」

【記者の目/廃棄物の安定調達カギ】

廃棄された電子基板などから非鉄などを回収するリサイクル事業は、金属市況に大きく影響される製錬事業に比べ、安定した収益が期待できる。ただ、それだけに海外勢も含め競合の参入も多く、投資も積極的だ。このような中、“奪い合い”の様相が色濃い廃棄物をいかに安定して調達できるかが、事業拡大の成否を左右する。

=2/24 日刊工業

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