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非鉄景気点検7~9月<アルミスクラップ>メ-カ-買い気薄、需給低位バランス

2017年06月30日 | 社会・経済

アルミスクラップの需給は、7~9月期は低位バランスする可能性が高そうだ。割安な輸入二次合金が席巻し始めているためで「4~6月期から、さらに輸入塊の影響力は強まりそう」(複数の二次合金メーカー)との指摘がある。国内塊のシェア減少とともに、スクラップの引き合いも鈍るとみられる。

昨年同時期に掲載した記事は次のような内容であった。

------低位での需給バランスが続く見通し。------

割安な輸入塊の存在が国内塊の下落に拍車をかけている。製品の原料であるスクラップに下げ圧力がかかってもおかしくはない。さえない製品需要に加え新塊が割安なこともあり、国内スクラップの購入は必要な量にとどまるとみられる。一方、輸出業者との競合などから、スクラップの発生減はさらに深刻化している。

今年7~9月期は、前年同期とほぼ似た様相が予想される。「為替が1ドル=108円台に振れた4月に手当てした」(関係筋)との指摘がある輸入塊は、6月ころから随時入着してくるとみられている。輸入塊の影響を一因に、国内では5月積み小口向けアルミ二次合金価格が7カ月ぶりに下落に転じた。

新塊の上昇も一服もよう。ロンドン金属取引所(LME)のアルミ現物セツルメント(前場売値)は、直近でトン1850ドル付近と、4月に付けた年初来高値1962ドルから頭重い。為替ドル円は方向感を欠いており、年明けの1ドル=117~118円台といった円安は期待しづらい。

「メーカーの買い気は後退しており、スクラップを欲しがってはいない」(複数の関東原料問屋)との指摘から、各メーカーの在庫に不安はなさそうだ。製品需要が盛り上がりを欠く中では、高止まりしているスクラップの購入は手控えるとみられる。

スクラップの発生については、輸出向けが振るわないことを背景に、昨年ほど深刻にはならなそうだ。自動車販売がさえない韓国では、現地メーカーの買い気が弱い。北朝鮮をめぐる情勢への不安はくすぶっており、輸出することへのリスクも高まっている。これまで海外流出していたスクラップが国内で滞留すれば、需給は緩みやすい。

=6/29 日刊産業

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