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マグネシウムの国際価格続伸、中国で生産・在庫減少−2年ぶり高値

2016年10月25日 | 社会・経済

マグネシウム地金の国際価格が続伸し、2年ぶり高値まで上昇した。中国産対日価格はトン当たり2520―2540ドル(運賃込み本船渡し)どころで、9月下旬から3―4%上昇。安値だった1月上旬からは同600ドル程度高い水準で推移している。「最大生産地の中国で生産、在庫が減少し、需給ひっ迫感が強まっている。主要原料の高騰も上昇要因だ」(非鉄金属専門商社タックトレーディングの上島隆社長)との見方が出ている。

マグネシウム地金は世界供給の8割強を中国が占める。1月上旬には1800ドル台半ばの安値を付けていたが、その後、10カ月にわたりジリ高基調で推移。2500ドル台に乗せたのは2014年10月下旬以来、2年ぶりとなる。

上島社長は、「生産者在庫が減少しているほか、中国国内のアルミ業界向け販売も好調。昨年までは中国内需は年間26万―27万トン程度とされるが、今年は30万トン程度にまで増えるのではないか」と話す。これまでも主要生産地で生産調整の動きがあり、相場が上昇する局面はあった。だが、その動きは続かず、生産過剰による在庫の増加が相場を下押す構造に戻ることが多かった。「また生産過剰に戻るとの心理が根強く、需要家が必要最低限の数量だけを手当てしているため、この程度の上昇で済んでいる」(上島社長)。

また、主要原料のフェロシリコン価格が上昇しマグネ価格に転嫁された。これらを背景に、年末にかけての相場展開について上島社長は、「仮需として需要家の在庫積み増しが起これば2800ドル程度まで上昇する可能性もある」と予測する。

マグネシウムはアルミニウム合金の添加剤や軽量化ニーズを背景にした自動車部品向けが主用途。また、電子機器の筐(きょう)体などにも使われる。

マグネシウムの比重はアルミの3分の2である一方、比強度、比剛性はアルミより高い。自動車業界では燃費向上のため世界的に軽量化が求められており、実用金属のうち最も軽量なマグネシウムへの注目が高まっている。

=10/25 日刊工業

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