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非鉄景気点検4~6月<銅スクラップ>

2017年03月30日 | 社会・経済

◇ 引き合い低迷

◇ 需給余剰で推移

◇ 発生難の兆しも

銅スクラップの4~6月期の需給は余剰で推移しそうだ。発生量は多くないものの、それ以上にメーカー各社からの引き合いがさえない。

メーカーと問屋が結ぶ4~6月期の長期納入契約(長契)は、全体的に1~3月期から価格条件が引き下げられた。ただ、3月の集荷量が前年同月を割り込む原料問屋は多く、発生難の兆しも出てきている。このまま発生量の低迷が続けば、6月には余剰感が解消される可能性もある。

原料購入を担当するメーカー関係者は「原料の仕入れに困っていない」と口をそろえる。特に原料購入意欲が弱いのが黄銅棒メーカー。大手メーカーは黄銅削り粉の長契の価格条件を2円程度引き下げた。黄銅棒生産量は堅調なため、なぜメーカーの原料購入意欲が弱いのか首をかしげる原料問屋は多い。黄銅削り粉は発生が少なく、「買いたい価格では買えない」(都内の直納問屋)との声はあるが、上値は重たく推移しそうだ。

1号銅線、銅ナゲット、上銅などのウワ物も需給はやや緩んでいる。電気銅の需給が引き締まっていないことから、「高い価格で買ってほしいと言うと、では電気銅を使う、と言われる」(関東の大手問屋)。ただ、1号銅線、銅ナゲットは母材となる被覆電線の3月の発生量が「前年より少ない」(複数の問屋)と話す問屋が多いことから、早い段階で需給が均衡する可能性はある。ただ、上銅(普通)は、ある関東の大手メーカーが炉の不調で4~6月期長契の数量枠を減らしているため、余剰感解消には時間がかかりそう。

並銅、製錬向けの下銅も需給はやや余剰で推移。国内発生量は多くないが、「商社経由で輸入材が大量に入ってきている」(北関東の大手問屋)。輸出向け品種は、商品によって傾向が変わりそう。雑電線は、最大の向け先である中国天津地区で、中国当局の環境規制が旧正月明け以降強まっている。操業できない現地企業もあるもようで、引き合いは低調に推移しそうだ。一方で、込み黄銅などは堅調。「値段さえあえばいくらでも(中国黄銅棒メーカーが)買ってくれる」(複数の非鉄商社)との話が引き続き寄せられる。

=3/29 日刊産業

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