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『点検』 非鉄景気1~3月 伸銅品(板・条)

2016年12月13日 | 社会・経済

車・半導体とも年度内堅調

スマホ向けは中国けん引

銅条の好調な需要を支えてきた車載用コネクター。その需要見通しについて、伸銅関係者は「少なくとも年度中は悪くならなそうだ」と口をそろえる。根拠としているのは、供給先の各自動車部品メーカーが目先も高い生産計画を維持していることだ。

また、半導体関係についても復調が鮮明。従来も自動車に搭載される半導体向けの需要は悪くないとされてきたが、この3カ月余りで「ICなど民生用の半導体リードフレーム向けも底入れした」(大手板条メーカー社長)との声が多く聞かれるようになった。

こうした需要の強さは、銅条の生産量にも鮮明に表れている。日本伸銅協会が発表している銅条の国内生産量は、10月まで6カ月連続で増加。2万1000トン台の高い水準にある。堅調な需要に水を差すのではないかと懸念された為替の円高進行も、11月の米大統領選後は円安ドル高へと反転した。

トランプ新大統領の保護主義的な政策や、北米3力国の自由貿易協定への批判的な姿勢から、メキシコなどを通じた北米向けの自動車関連需要にマイナス影響が出るのではないかとの懸念はある。1月の大統領就任後の米国動向が要注意だが、少なくとも足元の実需が急速に暗転するような見方はまだ聞かれない。

リン青銅条やその他の特殊銅合金条は、スマートフォン向けの需要が引き続き強さを見せる。米アップル社の新機種向けの造り込み時期を過ぎた秋以降も需要が強いのが、今年の特徴だ。

そのけん引役は中国。中国の実需が復調しているためとの見方もあるが、それ以上に「中国の消費者がスマホに高機能や信頼性を求めるようになり、中台メーカーも機種のハイスペック化を進めている」(大手リン青銅メーカー幹部)ことから、信頼性が高い日本の部品・材料へのニーズが高まっているとの指摘もある。このため、足元の高需要が一時的なものではなく、しばらく続くとの期待感も大きい。

=12/13 日刊産業


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