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廃バッテリー:韓国、再び高値買い~9月輸入1年ぶり85セント

2016年10月14日 | 社会・経済

韓国が廃バッテリー(使用済み自動車用鉛蓄電池)の高値買い姿勢を強めている。韓国関税庁が12日発表した貿易統計によると、9月の輸入平均単価は前月と比べキロ2セント高い85セントとなり、1年ぶり高値を付けた。総輸入量は3万9287トンで今年2番目の多さ。違法投棄問題による一斉摘発の影響もなく、リサイクル原料輸入と地金輸出の拡大路線に拍車を掛けている。

鉛リサイクルが盛んな韓国は、日本、米国、アラブ首長国連邦(UAE)などから廃バッテリーを調達し、地金やバッテリー製品として輸出している。5~6月にヒ素を含んだ精錬残渣を長年にわたり違法投棄していたとして、大手精錬メーカー4社の幹部が逮捕され、同国の全メーカー相当の11社が摘発された。

その後の判決で幹部に罰金命令が下ったが、メーカーに停止命令は下らず操業は継続しているもよう。9月輸入は2カ月連続で前月より増加して、4万トン弱は過去4番目の高水準に上り、韓国国内の二次精錬業が依然として活発なことを示した。


日本からの9月輸入量は前月比0・7%増の7398トン、輸入平均単価は2セント高の85セント。1月の直近最安値77セントからは計8セント(10%)値上がりした。日本からの輸出は液入りで、液抜きの米国やUAEと比べると鉛単重が低いため割安だったが、ここにきて値差は縮小。7月以降はUAEとほぼ並んでいる。

日本からの輸出単価は為替の円高ドル安が相殺して抑えられているものの、財務省の輸出統計において、8月単価は4カ月ぶり高値のキロ83・3円に上昇していた。ここにきて韓国の買い気が再び上向いているのは確かなようで、その影響で「9月以降は値段が合わず原料が入手しにくくなった」(二次精錬メーカー)との声も聞かれ、市中相場も上値をたどっている。

なお、9月の韓国総輸入量の主な内訳は、UAE9243トン、日本7398トン、米国5587トン、トーゴ4840トン、ドミニカ共和国2454トン、シンガポール1744トン、ニュージーランド1518トン、ブルネイ1232トン。UAEが2カ月連続で日本を上回り最大輸入相手国となった。

=10/13 日刊産業

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