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今週の銅相場<3月第 3 週>(テクニカル)

2017年03月13日 | 社会・経済

    FOMC待ち

ロンドン金属取引所(LME)の現物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)待ち。早期利上げ観測が強まるとともに、急な金利上昇が警戒されている。世界的な低金利を背景に余ったお金が非鉄金属に流入していた、これまでの構図に変化が生じるかが注目される。資金運用の前提条件が揺らぎ始めたことで、投機筋を取り巻く環境は厳しくなりつつある。

3月第2週のLME現物セツルメント(前場売値)は、1月2週以来の安値水準へと続落した。別掲チャートの通り、3月1週に上ヒゲの長いローソク足を付けるなど、節目トン6000ドル付近で上値の重さを確認すると売りが優勢となった。13週移動平均線(9日時点で5740ドル)近くでは買い拾う動きもあったが、待ち構えていた売りに押され同線を割り込んだ。

急な金利上昇が、ヘッジファンドや商品投資顧問業者(CTA)の運用にとって逆風とみられる。これまでとは異なり、米利上げのコンセンサスが金融市場で熟成されていたとは言いがたい。今週の利上げを織り込む形で、ドルの総合的な価値を示すドルインデックスが上昇基調にあるなど、為替はドル高に振れやすい。

投機筋による買い越しが過去最高を記録していた、米国のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は急落。バレル50ドル割れは約3カ月ぶり。エネルギー関連株への売り圧力とともに、米株も頭重い。

昨年11月から始まった「トランプラリー」の流れが変わることへの警戒が、銅を含む非鉄金属にも波及する可能性が出てきた。LME在庫の急増といった、銅には独自の弱材料も浮上している。9日時点の在庫は32万7300トンと、昨年12月下旬以来の高水準。3月2週の4営業日だけで13万875トン増加した。

目先の銅は、26週移動平均線(9日時点で5443ドル)の下値抵抗線が意識される。FOMCや米債務上限の適用期限、オランダの選挙といった重要イベントの重なる15日まで、市場には様子見ムードが広がりそう。

=3/13 日刊産業

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