酒のつまみに【野蒜：ノビル】

久しぶりに時間があるので雑記を書いてみる。


今日は酒のツマミになる食材を探しに近所の公園へ行きました

テーマは"春"なので、例えばタケノコ・フキノトウ、ツクシ、菜の花などの春物がお目当て。旬の食材をスーパーでは無く近所の公園や山に探しに行きます。

桜は5割超の開花状態にも関わらず、今日は寒い
マイサン2号を連れて、風邪ひかない様に短時間勝負w


意外とKOZの住む地域は東京23区内にも関わらず自然が豊富。
中には人工的に整備された自然もありますが、山(箱根山)もあります。狙い目は手入れがされておらず長年放置された公園などが良い。

何でかって言うと普通に食える野草などの自生種までも狩られてしまったりされるから。


という事で、自宅から5～10分ほどの距離にある荒れ果てた(笑)公園へ行きました。
人気が無く昼間でも不気味な公園ですが、食いしん坊にはお宝が眠る絶好のスポットに見えるので雰囲気など気にしない×2


わずか1分足らずで公園の奥に獲物を早速発見



【野蒜：のびる】です。

ユリ科の植物でネギの仲間に分類されます。近似種としては「ネギ・らっきょう・ニラ・ニンニク」って感じ。これは個人見解。

コイツを引っ張りながらスコップで根元から掘ります



おう！デカイじゃねーか！って感じで鼻息荒立てながらゴッソリと掘ります。



ウホッ！！こ、こんなに！

と・・・・・、期待したのも一瞬。

これは毒性植物です！

食べると、嘔吐や下痢、痙攣などを引き起こす非常に危険な毒を持っています。

「タマスダレ」というヒガンバナ科の植物で、花を咲かせてない早春の状態は野蒜と間違えやすい。
現にKOZも10秒くらい騙された。

こういう誤認を防ぐ為にも臭いによる判別が可能です。
ネギ・ニンニク・ニラの様な刺激臭がしないのは野蒜じゃないって事。


ではでは、公園の奥に進んで"本物"を探します。



ありました！



秋ごろになるとピンポン玉くらいになるそうだ。
秋に採った事無いんでホントかい？と半信半疑ですが、そんくらい大きくなるそうです。

割とたくさんあったので小さなコンビニ袋いっぱいまで採取して早々に帰宅。

マジで今日は寒い。

マイサンは鼻水がテロ～～～～～～～っと滴っておったwww


自宅にて野蒜と毒草を比べてみます。左が野蒜で右がタマスダレね。



野蒜と比べ、毒草の方は葉が肉厚です。しかも葉先もピンっとしてて、全体的にしっかりしてます。

危ないので毒の方は捨てて、いよいよ野蒜の下ごしらえに入ります。



球根部分は泥が付いているのでよく洗います。ここは味噌などを付けて生で食します。
エシャレットの感覚ですね。

葉っぱの部分はニラの様なモンなので、炒め物や鍋なんかに入れても良いと思う。
野生種なので火を通しても若干芯が残る感じかな。なので生ではオススメしない。

そして完成したのがコチラ





先に記した様に球根部分は味噌で頂き、葉は鍋にでも入れようかな

寒い日は鍋！肉類はカミさんに買いに行かせて、他の食材準備に取り掛かろうっと。


乾杯！！

※野蒜に限らず、野草・山菜には毒草と見分けがつかないケースが多いので、不安な方は身近なご年配に相談しましょう。