初代ディナ以来の特徴的なグリルは影を潜めたもののヘッドライトまわりのモールが独特の雰囲気を醸す1959年登場のパナール PL 17です。
初代のディナはこちらをご覧ください。→Panhard Dyna X 1947-
後継モデルのパナール 24はこちらをご覧ください。→Panhard 24BT 1963-
Panhard PL 17 Kanagawa 1994年撮影
Panhard PL 17 Kanagawa 1994年撮影
Panhard PL 17 Tokyo 1999年撮影
Panhard PL 17 Tokyo 1999年撮影
<参考データ>
FF/F2,0.85L/Wheelbase 2,570mm,Length 4,577mm,Width 1,688mm,Height 1,550mm
初代のディナはこちらをご覧ください。→Panhard Dyna X 1947-
後継モデルのパナール 24はこちらをご覧ください。→Panhard 24BT 1963-
Panhard PL 17 Kanagawa 1994年撮影
Panhard PL 17 Kanagawa 1994年撮影
Panhard PL 17 Tokyo 1999年撮影
Panhard PL 17 Tokyo 1999年撮影
<参考データ>
FF/F2,0.85L/Wheelbase 2,570mm,Length 4,577mm,Width 1,688mm,Height 1,550mm
自動車を世界で初めて発明、生産したのはどこの国の人間なのかどうも私の知る限り定説は一つではないようですが、一方はドイツ人でありもう一方はフランス人であるといわれ(新設があったらごめんなさい)、このパナールからシトロエンの流れを見るとそれは何となく理解出るような気がしてきます。
アルミニウムを多用し軽量で滑らかな曲面で造られたボディとシャシー(まだ空力というには遠かったかな)、コンパクトだが高回転までストレスなく回る軽量な強制空冷V型(ツイン)エンジン、初期型は世界初のFR駆動、後にはFFに、そして4輪ディスクブレーキなどなど、現代のクルマ工学の基本構造がもう既に実用化しているのが特に凄いですね。何十年前の話だろう、本当に大したものです。それと驚かされるのが大衆車ほど手抜きをせず徹底的に造り込むメーカーの姿勢、大袈裟なようですがこれもフランス革命以降の彼らの最も特徴的、伝統的なモノ造りへの一貫した思想なんだなあと羨ましく思います。
このモデルは何となく古いボルボ、サーブにも通じる雰囲気があります。日本車だとやはり初代スバル360でしょうか。
最近日本でクルマが売れないって、もちろんその理由は様々でしょうけれどその大きな原因の一つが一時のパナールやファセルみたいに利幅の大きい高級車にメーカーが生産をシフトしてきているというのはあるでしょう。大衆車をきちんと造らんとメーカーは先がないってこともちゃんと勉強して欲しいんだけどなあ。
ごくごくフツーに日常を暮らしているだけなのに男女もクルマもやたらと幸せそうにイキイキと見える60年代、70年代のフランス映画はぼくも最近とってもいいなあと思いますねえ。いけねえ、またボヤキが…。
顔付きもユーモラス(魚系?)で、塗装もちょっとくたびれている感じが良いです。サイドミラーの近代的な形に違和感を覚えていたら、後年”らしい”のに付け替えていますね。
この車で思い出すのは内装の一部に虎柄が使われていたモデルがあったことです。蓋物(ドア、ボンネット、トランクリッド)の切り方も独特で、この車の会社がシトロエンと合併したのは似たもの夫婦といったところでしょうか。
お台場のほうですが。
この車はそのあと、幕張メッセの駐車場でも見たことがあります。
そこ(幕張)には、赤い、
TRIUMPH TR-4GT ”DOVE"がいたのを
印象深く思い出しました。
このブログがきっかけとなって未知の領域に関心が芽生えることがあるとすれば、書く側としてはとてもうれしいことです。
このブログを始めるまでは自身、興味を持ち始めた時代以前のクルマに対しては無関心でしたが、1,2行の記事でも由縁を知らずに書くことの難しさからやむを得ず少しだけ調べ始めました。
知る端から忘れていくので首尾一貫していないかも知れませんが、これからもよろしくお願いしますね。
たしかに排気量に対しては相当大きなボディですね、でも燃費はかなり良かったようですから売れなかったのは高い価格によるところが大きかったのかも。
近代的なサイドミラーはアメリカから輸入したて?のときに便宜上つけたものなのでしょう、おっしゃるとおり後年らしくなっていますね。
おっしゃるようにユーモラスな顔付きのこのクルマですが、イメージがマンツにダブるのですが・・・
spitさんもごらんになりましたか、このときは展示車としてではなく一般の駐車場にいましたね。
関心は高かったようでまわりに見物人がいたように思います。
あの"DOVE"は未だに見たことがありません。一度見たいものです。
某国産メーカーが研究用に購入したもので、放出された後、彼のお父様が手に入れられたそうです。
排気量のわりに大柄なボディ、(でも軽いようですね)シリンダーヘッド一体の水平対向ツインエンジン、4輪ディスクブレーキで、フロントはツインキャりパーとフランスらしい個性あふれる車ですね。
自動車創成期からの歴史あるメーカーですが、なくなってしまったのは残念です。
今ではパナールロッドに名を残すのみでしょうか。
話は戻しまして、17ではないのですがデイナは、しばらく世田谷は桜新町のSクラフトの親父さんが持っていました。息子さんのお話では、今でもっていらっしゃるとか。
ご友人がパナール24をお持ちでしたか。
おっしゃるとおり個性にあふれた、そしてスタイリングも傑作と呼ぶにふさわしい出来の1台だと思います。眠っている、ということは今は走らないのでしょうか、もし走るのであれば多くの人に見てもらいたいですねえ。
今日はGMとクライスラー、はたまたクライスラーとルノー/日産など日々目が離せませんね。
これからGMはいったいどうなるんでしょう。
ディナをお持ちの方がいらっしゃるんですか、スゴイですねえ。もしかしてカーグラ74/04で紹介されたクルマそのものだったりして。