AWA@TELL まいにち

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夜間定時制高校の見学

2017年01月19日 | 日本語教育
昨年度に続いて、今年度も夜間定時制高校の見学に行こうと、現在、リソースルームに登録しているボランティア学生さんに声掛けをしています。

だけど、春休みになるからかなあー、参加申し込みは低調。

夜間だしなあ、授業が終わると21時を過ぎていて、帰る「足」の心配をしているんだろうなあ。



でもね。


仕事を終えてから、夜21時を過ぎるまで勉強して、それからうちへ帰って翌日の準備をしている人たちがいるんですよ、


教員になろうという思いがあるなら、その「学びたい」という心に沿うことができるといいなあと思ってます。

夜間中学の見学に行った時も、その教室で授業を一生懸命されている先生のお姿や、授業を聞いている学生さんの姿に心を動かされました。


うちの学生さんは、基本的に、比較的スムースに学校生活を終えている人が多いから、仕事の後勉強するとか、よる授業を受けるとかいうことは想像しにくいかもしれないけど、

そこで働くということも可能性としてはあるわけだし、自分の知らない背景を持つ人たちとどう接するかを学ぶいい機会だと思うのですよ。


自分が見学に行って帰る「足」がないと思うなら、自分の住んでいる地域からは学びたくても学びに行けない人がいる、ということに考えが広げられるかな。



「想像力」って、時には「妄想」になるかもしれないけど、一つのことを見てその周囲に広げられるということがどれだけ可能かという点では、教員に必要な資質の一つだと思うんです。
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