戦争を挟んで生きた女性の回顧録

若い方が知らない頃のセピア色に変色した写真とお話をご紹介いたします。

竜馬伝に見る拷問のすさまじさ。  22/06/28

2010-06-28 15:42:08 | Weblog
ゆうべの竜馬伝は見応えがあった。一時も眼を逸らせなかった。武市半平太が岡田以蔵に毒饅頭を渡すのは、史実では殺し屋として自分の命ずるままに使った以蔵が、拷問によって半平太の名前を出すのではないかと恐れたからで、本当に以蔵を愛し、以蔵を苦しみから救ってやろうとしたわけではなかった。けれど拷問とはすさまじいものだ。去年は北方謙三の水滸伝全19冊に捉われて読んだが、其処にも拷問のすさまじさが書いてあった。多くは敵方の情報を読み取ろうとして為される行為だが、それははるかに人智を超えて普通の人には想像だにできない方法であった。現代に入ってからも日本軍が行った行為や、いろんな戦争という美名に隠れた拷問が行われている。表に出るのは氷山の一角に過ぎない。後の世にいろんな作家がそれらを取り上げて美化して書いているが、実際の岡田以蔵は惨めに死んでいった。昨夜、岡田以蔵が本当は武市半平太が事実の発覚を恐れて・・・であるが、半平太が以蔵を苦しみから救ってやろうとして毒饅頭を寄越したと思い「早く寄越せ」と岩崎弥太郎と奪い合いになるのを見て、複雑な心境だった。今回の竜馬伝では考えさせられる事があった。最後まで目が離せないだろう。

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