こやまクリニック〜東京都国分寺市/医療法人社団こやま会

東日本大震災による停電や人工透析実施に関するリアルタイム情報をお届けします

透析施設備品の地震対策〜透析用器材の棚

2011年09月14日 01時01分58秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニックでは、機械室や隣接した小部屋に透析関係の器材を収納する棚やメタルラックが合計3つあります。

地震の時に中身が飛び出すだけでなく、棚本体が倒れて周囲の機器を破損したり、機械室への経路をふさいで入室困難になることも考えられます。

そこでそれぞれの棚の形状に合わせた固定具を購入し、取り付けました。

たいていこの類の固定具は2個1パックといった単位で売られていますが、棚が大きく製品の耐荷重では足りない場合には数パック分を取り付けることになるかと思います。

また地震の揺れの質、設置階や施設構造による揺れの増幅、棚の重心の違いによって、棚の上部に取り付けるか、足元に取り付けるかといった方針を立てる必要もあるようです。

自力で設置せず業者に依頼する場合は、全て計算の上取り付けてくれるので心配はいらないかもしれません。

透析施設備品の地震対策〜電子レンジ

2011年09月14日 00時53分42秒 | クリニックでの取り組み


災害時に一番復旧の早いライフラインは電気です。ガスが使えない際に食事の調理をしたり、水を温めてお湯を沸かしたりするのに電子レンジが活躍したという報告も出ているようです。

そこでこやまクリニックではスタッフ室の電子レンジも早い時期に地震対策をほどこすことにしました。



自治体の電子レンジ地震対策ガイドに示されていたいくつかの方法から、電子レンジの足元を粘着耐震マットで固定する方法を選びました。



下にあるレンジ台も同時に固定する必要があります。今回はT字型固定器具を使用しました。

透析施設備品の地震対策〜パソコン

2011年09月14日 00時46分34秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニックでは、事務室、診察室、透析室、機械室のそれぞれにパソコンが置かれています。

パソコンは地震の際にデスクから滑り落ちる可能性が高いのですが、中に繊細なハードディスクが入っており衝撃で完全に破損したり、仮に電源が入っても不調をきたすことが予想されます。

患者さんの治療計画が入ったパソコン、診療報酬を計算するレセコン、各ベッドのコンソール稼働状況を確認するためのパソコンなど、透析施設が使っているパソコンの中には故障しても近所の家電ショップで代わりを買って来られないような種類のものが多数存在します。

そこで当院では各部屋のデスクトップパソコンに着脱可能なL字型固定具を取り付けました。

取り外し可能な作りになっているので、メンテナンスの際も安心です。

透析施設備品の地震対策〜プリンタやFAX等の事務用機器

2011年09月14日 00時33分52秒 | クリニックでの取り組み


当院では事務室と透析室にそれぞれFAXが置かれています。プリンタについてはSRL社血液検査結果を印刷するための専用プリンタが診察室に設置されています。

これらの事務用機器は災害時にもフル回転で使うことが予想されます。特にFAXは他院や自治体との連絡に使用する重要な道具であると思われます。

そのため、粘着ゲル素材でできた耐震マットを裏に貼って固定を行いました。

透析施設備品の地震対策〜頭上の収納棚

2011年09月14日 00時33分41秒 | クリニックでの取り組み


頭上に設置された開き戸タイプの収納棚は、大きな地震で開いて中身が飛び出してしまいます。

現時点では中に入っている医療用品が軽い物ばかりということで、開き戸開閉防止用のベビー対策用品のみが取り付けられている状態です。

将来的には開き戸をロックする地震対策用品「耐震ラッチ(もしくは耐震ロック)」を追加する予定です。

透析施設備品の地震対策〜製氷機

2011年09月14日 00時25分31秒 | クリニックでの取り組み



こやまクリニックの透析室隅にある作業スペースには製氷機が置かれています。

こちらは上部に着脱可能なT字型固定器具を取り付けました。

透析施設備品の地震対策〜冷蔵庫

2011年09月14日 00時21分30秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニックにはスタッフ室にある食品用冷蔵庫の他にも、透析準備室に薬品を入れる冷蔵庫が2つ置かれています。

冷蔵庫は地震の時に激しく跳ねて転倒しやすいことで知られており、当院でも地震時の被害軽減を期待して耐震固定具を取り付けることにしました。

将来的には冷蔵庫の上部だけでなく、足元にも何らかの対策を施したいと考えています。

透析施設備品の地震対策〜大型キャビネットやファイル棚

2011年09月14日 00時16分31秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニックの透析室にはファイルを収納する棚が大・中2つ置かれています。患者さんが立ち入るスペースにはありませんが、スタッフが常に行き来する場所にあるため、転倒すると怪我人がでる可能性が高くなります。



そこで大型キャビネット等向けに販売されている耐震固定具を購入し取り付けました。

同じ時期に、事務室のレセプト関連ファイルを入れた大型キャビネット、薬品庫にある大型キャビネットにも同様の対策を施しました。


【ファイルや書籍の飛び出しを防ぐには?】

最近は色々な地震対策グッズがあり、本棚から中身が飛び出すことを防ぐ機能をうたったものも色々と発売されています。

オフィス用キャビネットに落下防止バー(金属棒)を追加で取り付けることが可能な場合もあるようです。

また家庭用、図書館用に本のすべりどめシートも売られています。一般家庭では塩化ビニル製のすべりどめマットが代用されているケースが多いようですが、本棚や食器棚に使用する場合は注意が必要です。

塩化ビニル製すべりどめマットは、しばらく放っておくと消しゴムが定規にくっついてしまうのと同じ原理で、食器棚のプラスチック食器や本棚の本に含まれる紙の成分と反応して汚損する可能性が高いとのことです。

透析クリニックの棚に使用する場合は、図書館用もしくは家庭向けでも本の劣化が起きない素材を使用しているすべりどめシートを選ぶのが良いかと思います。

なお、こやまクリニックでは通常業務におけるファイル出し入れのしやすさを考え、今のところ落下防止バーやすべりどめシートまでは設置していません。今後利便性と耐震性を兼ね備えた物を探していきたいと考えています。

透析施設備品の地震対策〜遠心機、血液ガス分析装置

2011年09月13日 23時58分39秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニックの機械室には、ヘマトクリット遠心機、遠心分離機、血液ガス分析装置が並んで置かれています。

このレベルの機器になると破損時の経済的被害額が大きくなってくるほか、震災時に修理に出す・部品を取り寄せることが困難になることが予想されます。

そこでこれらの機器と同じ程度までの重量を持つタワーPC・食器洗い機向け固定具を購入し取り付けました。L字型の固定金具に粘着マットが貼られており、地震の際に加わる機器への衝撃をある程度弱める効果もあります。

遠心機、血液ガス分析装置の飛び出し・落下・破損等が防げるものと期待しています。

なおこちらも粘着ゲルマットなので、本体に傷をつける必要は一切無く、メンテナンスの際に取り外すことも可能です。

透析施設備品の地震対策〜透析用装置の制御ボックス

2011年09月13日 23時36分16秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニック機械室のピュアラーには各装置を制御するためのボックスがいくつも載っています。

配線コードがあるため落下しても途中でぶらさがる可能性は大きいのですが、大きな地震の際激しく揺さぶられて壁に激突し、破損することも考えられます。

そこで耐震マット(プロセブン)や着脱可能なT字型固定具を使ってピュアラーと連結させました。

いずれも金具を使っての固定ではないので、ピュアラー本体に傷をつけない他、メンテナンスの時に外すことも可能であるといった利点があります。

透析施設備品の地震対策〜撹拌機、トキシノメーター

2011年09月13日 23時35分59秒 | クリニックでの取り組み


こやまクリニック機械室にある撹拌機(手前)とトキシノメーターミニ(奥)です。

台の隅にあるので大きな地震で下に落ちる危険性があったため、東日本大震災後の新規対策の一環として耐震粘着マット(プロセブン)で裏面を固定しました。

援腎会 鈴木先生よりスライドを頂きました

2011年09月07日 00時22分36秒 | クリニックでの取り組み
先日福島県郡山市にある透析施設「援腎会すずきクリニック」院長の鈴木先生より、パワーポイントのスライド『透析クリニックが被災して』を送っていただきました。

東日本大震災での大地震、そしてその後の原発事故に見舞われた透析施設の体験と教訓をまとめた資料です。

立川断層に近い国分寺市にあるこやまクリニックでも、防災対策を進める上での貴重な資料として活用したいと思っています。

この場を借りまして、鈴木先生に改めてお礼申し上げます。

三多摩腎疾患治療医会〜災害時情報伝達訓練

2011年09月01日 23時26分57秒 | クリニックでの取り組み
本日9月1日、三多摩腎疾患治療医会(http://santama.saigai-touseki.net/)にて、震災発生を想定しての被災状況報告訓練が行われました。

こやまクリニックでも、訓練として被災状況報告掲示板への書き込み、ならびにメーリングリストへの投稿を行いました。

なお、機械室の大型装置への耐震器具設置は近々実施される予定です。現在取り付け工事に向けた最終確認を行っている状況です。

院内での耐震固定器具設置を進めています

2011年07月14日 16時06分51秒 | クリニックでの取り組み
東日本大震災の後も、震度5強レベルの地震が各地で相次いでいます。

こやまクリニックではこうした現状をふまえ、院内にあるキャビネット、カルテ棚、食器棚、冷蔵庫、更衣室のロッカー、パソコン、検査機器等の地震対策を早急に進めています。

その目的は、関東地方に再び強い地震が来てもクリニックで大きな被害を起こさないようにするというものです。

●大型キャビネットやカルテ棚の転倒による重傷者の発生を防ぐ。
●出入口や非常口がふさがれないようにすることで、緊急時の避難経路を確実に空けておく。
●パソコンや検査機器の転倒による故障を防ぎ、業務再開への障害をなるべく回避する。
●収納された中身が散乱することによる損害を減らし、後片付けの手間を少しでも軽くする。



今回は院長の承認を得て、様々な地震対策グッズを購入するための予算が確保されました。


■逃げ道をふさがないために



普段通行しない避難口は、しばしば物置のようになりがちです。こやまクリニックでは消防の指導に基づき非常口付近をしっかり空けてありますが、地震が起きると棚が倒れてきて人が通れなくなるおそれが残っていました。



今回はお弁当温め機とその下の棚、湯沸かしポットの置かれた食器棚を壁に固定しました。これで非常口への通路がいざという時に通れず使い物にならなくなる可能性を大幅に減らすことがきました。


■小さな機器も地震で壊さないために



どんなに小さな機器も、大きな地震で吹き飛ばされ壁に激突すれば壊れてしまいます。

品薄がひどく物流が滞っている災害時に、代わりとなる機器を買い直すことは非常に困難です。こやまクリニックでは撹拌機のような小さい機械も含め、プロセブン耐震マット等で固定することにしました。

大型装置の固定を計画中です

2011年07月14日 16時03分45秒 | クリニックでの取り組み
透析施設には、RO装置をはじめとして水を浄化するための大型装置がいくつも置かれています。大きな物では水を入れて運転している状態で1トン半以上になる物もあります。

過去の震災では、こうした大型装置の転倒と配管の損傷で水漏れ事故を起こしたり、周囲にある備品が損壊したりといった被害が報告されています。大地震では冷蔵庫さえ宙を飛ぶと言われていますが、透析施設でも重くて大きな機械が跳ねてずれたり倒れたりする可能性が高くなります。

こやまクリニックでは3月の東日本大震災を機に、透析施設の心臓部でもある機械室の地震対策と被害軽減努力を進めることになりました。


■現在、大型の水浄化装置固定の準備中です

今回は、静岡にある株式会社セノに問い合わせを行い、設置器具の選定を依頼している最中です。

セノ社は東海地震に備えた耐震固定金具を静岡の学校、給食センターに広く納入されているほか、福島第二原発、自衛隊基地、パナソニック工場、東北ニプロ工場、大手半導体工場、東大病院、名古屋大学医学部などで工事を行った実績があるとのことです。

昔工事を行った福島や静岡の施設からは強い地震でも設備が無事だったとの報告が複数寄せられているそうで、こやまクリニックでも実績のある同社に相談してみることにしました。

先日、設置場所とその階数、装置の大きさ等を元に構造計算書を作ってもらいました。現在は想定される大地震で必要となる固定器具の提示を終え、最終的な相談の段階に入っています。


■現地調査と事前の製品デモ

今回は、現地調査のついでに、震度7発生台を使った耐震マット(プロセブン)の性能確認デモンストレーションを実施していただきました。



取締役の小林さんによる実演です。ワイヤーだけが並んでいるメタルラックでは耐震マットと接する部分の面積が大幅に減ってしまいますが、それでも機械や薬品の瓶が落ちない様子を見せていただきました。



手の空いているスタッフが集まって、説明を聞きました。



デモンストレーションの動画です。耐震マットの使用で、様々な医療機器の被害を防止できることが期待されます。


■こやまクリニック機械室の配管



こやまクリニック機械室の配管は、施設を建設した当初からフレキシブルチューブを採用しています。園芸ホースのように柔らかくて曲げられるので、地震の大きな揺れで過重がかかってもパキンと折れたりする心配が無いのが特徴です。

こうした可動配管があれば、大型装置が多少動いても配管がちぎれずに済むことは確かです。しかし許容範囲以上の距離を動いてしまえば損傷が起きてしまいますので、水処理装置自体の耐震処置が欠かせません。