こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『人魚姫の椅子』森晶麿

2017-04-29 19:39:15 | 読書感想
海野杏は中学三年生の時に母を亡くし、義理の父・公造と宝松市鈴香瀬町で暮らしている。
杏は母を亡くして以来、自分を楽しませるために毎日海辺でノートを広げてお話を書くようになった。

今は高校のクラスメイト・五十鈴彗斗が、朝早くに自転車でよくここを通りかかり、となりにやって来ては何を書いているのか尋ねたりしている。

ある日、杏は、親友・若槻翠にラブレターの代筆を頼まれ、迷いながらも承知してしまう。
しかし完成されたラブレターを受け取った翠が、想い人に渡したのか渡さなかったのかを知る間もなく、彼女は失踪してしまう。
どうやら彼女の想い人は彗斗だったらしく、彼は間もなく警察の事情聴取に連れて行かれてしまう。

平穏だった町がその日をきっかけに、混乱し、どこか悪意に満ちた人々でいっぱいになったような感覚に陥りそうなくらい、変貌して見えました。
それだけでもとても辛く、結果として判明する事件の様相があまりにもグロテスクなのにも、心が痛みました。
心が辛い時や、ふさいでいる方には、お薦めできません。
でも、青春の成長ストーリーではありました。
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